まさおさまの 何でも倫理学

日々のささいなことから世界平和まで、何でも倫理学的に語ってしまいます。

恋のBGM

2010-02-16 16:28:06 | 性愛の倫理学
恋には音楽がつきものです。
最近のお気に入りは、
ロッド・スチュワートの 『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』 です。
ロッド・スチュワートといえば、
独特のハスキーボイスで一世を風靡した偉大なロック・ボーカリストですね。
かつてはジェフ・ベックとバンドを組んでいたこともあるし、
独立してからの 「セイリング」 や 「今夜決めよう」 など、
CMソングにもよく使われていましたから、
みんな一度は耳にしたことがあるでしょう。

そのロッド・スチュワートが21世紀に入ってから取り組み始めたのが、
『ザ・グレイト・アメリカン・ソングブック』 のシリーズです。
ロッド・スチュワート自身はイギリス人ですが、
昔からアメリカのスタンダード・ナンバーが大好きで、
レコーディングやコンサートのウォーミングアップに歌ったりしていたそうです。
そうした曲のカヴァーアルバムの企画をずっと温めてきて、
2002年に満を持してVol.1を発売し、これが大ヒットしたのです。
そのライナーノーツには、ロッドのこんな言葉が紹介されていました。

「いわゆる "そのきれいなフレンチガウンの紐を解いてごらん"
 的なアルバムを作りたいと思ったんだ。
 誘惑の香りが部屋いっぱいになった時にかけるアルバム、ということさ。」

これが、当時57歳のオッサンの言うセリフでしょうか。
でも彼が言うとなぜか納得してしまいます。
本人の制作意図からしてはなっから 「恋のBGM」 が目指されていたわけですから、
そりゃあエロいに決まっています。
使わない手はありません。

今のところVol.4まで出ていますが、
一番のオススメはVol.3です。
全米1位を記録した実績にも現れていますが、
他の3枚に比べても、選曲もいいしジャケットもいいし、
「恋のBGM」 として鉄板と言っていいでしょう。
こじゃれた料理を用意し、スパークリングワインを開け、
このアルバムをかけようではありませんか。

I love you for sentimental reasons
  I hope you do believe me
  I'll give you my heart