川勝平太静岡県知事は独自の緊急事態発出を発動:
菅内閣と西村康稔大臣がこの川勝知事の判断と言うか緊急処置をどのように受け止めたかに、私は興味と関心がある。と言うのは、この川勝知事が講じた緊急処置が果たして先手だったのか、後手だったのかという点だ。UKで発見された変異株は少なくともUKからの入国を帰国者も含めて封じておけば、発生しなかったかも知れないのだ。しかも変異株は南アフリカでも発生している。マスコミ報道では我が国の水際作戦は手落ちがあるそうだし、自民党の外交部会は全面禁止を提言したというのも驚きで、昨年の4~12月間に23万人も入っていると自民党の議員が報じたとか。
私自身がこれまでに何度も「我が国の対策は水際も含めて後手後手であり、継ぎ足し方式である事」を批判してきた。だが、つい先日には「ではあっても、昨年来の感染者も亡くなった方の数も世界の先進工業国中で最も少ないのであるから、批判するのは当たらないかも知れない」と述べたばかりだ。嫌味な言い方をすれば「手遅れだったかも知れない局面があっても、結果は良い方向に出ているのだから、それで良いのではないか」となるのだ。
そこで、静岡県下での変異株の感染者だ。専門家である医師の意見も割れているかの感がある。だが、結論としては静岡県の何処で発見されたかが公表されていないが、経路如何では既に発見された4名に止まらず、他の都県でも大量の感染者が出ているだろう」となるのだそうだ。しかしながら、変異株か否かの判定は国立感染研究所での分析待ちになってしまうのだそうだ。要するに、既に感染が広まっていると見ておく方が無難だということのようだ。恐ろしいことであるが、現時点ではこれから接種されるはずのワクチンは効果があると見られているようだ。
私が関心がある点は「川勝知事の権限で発動された現時点での緊急事態とその内容が、果たして先手なのか政府並みに後手なのか」という事だ。川勝知事が発動された諸項目はかなり具体的であり、解りやすい性質だった。その意味では、これまでに政府か小池都知事が発動されたものよりも、明解だし発表までに長時間を費やしていなかったと感じさせられた。だが、専門家の見解のように既に国内で広く感染が始まっていたのならば、何のことはない「後手だった」となってしまうのだ。だが、そうだとしても川勝知事の失態ではなく、政府の水際作戦の至らざる事の責任ではないか。
川勝知事はその学歴と職歴から見てもかなり個性豊かな方であり、例のリニア新幹線の工事を頑として認めない辺りの政府との遣り取りなどは記憶に新しい。一寸興味があったので、改めてWikipediaで検索してみれば、早稲田大学の政治経済学部を経た経済学者であり、オックスフォード大学で博士号を取得しておられた。「なるほど、その豊か個性はその学歴にあったのか」と思わせられた。個性の件は兎も角、川勝知事が緊急に打たれた策が先手となって、変異株感染拡大を何とか県内で止めてくれる事を真剣に願うものだ。
菅内閣と西村康稔大臣がこの川勝知事の判断と言うか緊急処置をどのように受け止めたかに、私は興味と関心がある。と言うのは、この川勝知事が講じた緊急処置が果たして先手だったのか、後手だったのかという点だ。UKで発見された変異株は少なくともUKからの入国を帰国者も含めて封じておけば、発生しなかったかも知れないのだ。しかも変異株は南アフリカでも発生している。マスコミ報道では我が国の水際作戦は手落ちがあるそうだし、自民党の外交部会は全面禁止を提言したというのも驚きで、昨年の4~12月間に23万人も入っていると自民党の議員が報じたとか。
私自身がこれまでに何度も「我が国の対策は水際も含めて後手後手であり、継ぎ足し方式である事」を批判してきた。だが、つい先日には「ではあっても、昨年来の感染者も亡くなった方の数も世界の先進工業国中で最も少ないのであるから、批判するのは当たらないかも知れない」と述べたばかりだ。嫌味な言い方をすれば「手遅れだったかも知れない局面があっても、結果は良い方向に出ているのだから、それで良いのではないか」となるのだ。
そこで、静岡県下での変異株の感染者だ。専門家である医師の意見も割れているかの感がある。だが、結論としては静岡県の何処で発見されたかが公表されていないが、経路如何では既に発見された4名に止まらず、他の都県でも大量の感染者が出ているだろう」となるのだそうだ。しかしながら、変異株か否かの判定は国立感染研究所での分析待ちになってしまうのだそうだ。要するに、既に感染が広まっていると見ておく方が無難だということのようだ。恐ろしいことであるが、現時点ではこれから接種されるはずのワクチンは効果があると見られているようだ。
私が関心がある点は「川勝知事の権限で発動された現時点での緊急事態とその内容が、果たして先手なのか政府並みに後手なのか」という事だ。川勝知事が発動された諸項目はかなり具体的であり、解りやすい性質だった。その意味では、これまでに政府か小池都知事が発動されたものよりも、明解だし発表までに長時間を費やしていなかったと感じさせられた。だが、専門家の見解のように既に国内で広く感染が始まっていたのならば、何のことはない「後手だった」となってしまうのだ。だが、そうだとしても川勝知事の失態ではなく、政府の水際作戦の至らざる事の責任ではないか。
川勝知事はその学歴と職歴から見てもかなり個性豊かな方であり、例のリニア新幹線の工事を頑として認めない辺りの政府との遣り取りなどは記憶に新しい。一寸興味があったので、改めてWikipediaで検索してみれば、早稲田大学の政治経済学部を経た経済学者であり、オックスフォード大学で博士号を取得しておられた。「なるほど、その豊か個性はその学歴にあったのか」と思わせられた。個性の件は兎も角、川勝知事が緊急に打たれた策が先手となって、変異株感染拡大を何とか県内で止めてくれる事を真剣に願うものだ。