「相互関税賦課作戦の余話」の続編:
100%超の関税はお断りという意味:
オバマ政権は2010年に華僑資本のAsia Pulp & Paperからの印刷用紙に136%を掛けて締め出しに成功したと言うよりもAPPにアメリカ向けの輸出を諦めさせてしまったのだったほど、136%は強烈だったという事。
それだけでも大きな効果を発揮したのだったが、返す刀で輸入紙排除作戦を続行して、ドイツから輸入していたキャッシュレジスターの領収書用に使われていたドイツから輸入していた感熱紙までも、高関税でシャットアウトしてしまった。
だが、この紙には特殊なコーティング剤が塗布されているのだが、それがアメリカでは製造出来ないので、メーカーにドイツに進出させて製造させ輸入していたのだった。それでも「輸入紙はダンピングで怪しからん」とばかりに、高率の関税を掛けて閉め出してしまった。現在のtariff作戦とは状況が違うが、オバマ政権以前でも強硬な貿易赤字削減策は採られていたのだった。
当時のアメリカの官庁も政府高官も、自国の産業と輸入の内容を完全に把握出来ていなかったことが解る失敗だった。業界でも「何をやっているのか」と批判された。トランプ大統領は流石にスマートフォンを適用外とされたと報じられた。補佐役の側近はこのような情報を手抜かりなく、素早く大統領に上げて置くべき事案ではないのか。
赤沢亮正大臣に助言すれば:
既に触れたことで、問題は「我が国がアメリカの貿易赤字を大幅に削減出来るような輸入品があるのか」という事。私の在職中の1990年代には全アメリカの会社中で日本向け輸出金額の第1位のボーイング社だったが、現在は色々と失態があってフランスのAirbus社に追い越されたとか。第2位だったウエアーハウザーは2017年で紙パルプ部門が完全に撤退してしまったのだから、穴を埋められる製品が出来ているのか心配だ。
カリフォルニア米やトウモロコシ等の衲産品では単価が低いから埋め合わせになるかなと疑問に感じている。例えば、牛乳やジュースや日本酒のパックに使われている原紙の輸入価格はトン当たり15万円近いはずだが、米はスーパーで5kgが¥4,000提訴で売られていては、輸入のC & Fの価格はどれくらいなのかと考えてしまう。
赤沢大臣は例えば、「戦闘機を買います」等と手土産を出す前に「アメリカ企業の対日輸出の努力不足を遠慮することなく指摘して、更に「駐留軍の経費を現状以上に負担すれば、アメリカの兵士たちに日本政府に雇用されていることになりかねないか」と、言うべき事と知らせるべき事をハッキリと伝えてほしいものだ。トランプ大統領の誤解と誤認識を正さないと、本当の意味の交渉は始まらないと危惧する。
余談だが、財務長官のBessent氏をカタカナ表記で「ベッセント」と表記するのはおかしい。まるで、ローマ字入力をしているようだ。産経だけが「ベセント」と表記しているのは大いに宜しい事だと賞賛している。
100%超の関税はお断りという意味:
オバマ政権は2010年に華僑資本のAsia Pulp & Paperからの印刷用紙に136%を掛けて締め出しに成功したと言うよりもAPPにアメリカ向けの輸出を諦めさせてしまったのだったほど、136%は強烈だったという事。
それだけでも大きな効果を発揮したのだったが、返す刀で輸入紙排除作戦を続行して、ドイツから輸入していたキャッシュレジスターの領収書用に使われていたドイツから輸入していた感熱紙までも、高関税でシャットアウトしてしまった。
だが、この紙には特殊なコーティング剤が塗布されているのだが、それがアメリカでは製造出来ないので、メーカーにドイツに進出させて製造させ輸入していたのだった。それでも「輸入紙はダンピングで怪しからん」とばかりに、高率の関税を掛けて閉め出してしまった。現在のtariff作戦とは状況が違うが、オバマ政権以前でも強硬な貿易赤字削減策は採られていたのだった。
当時のアメリカの官庁も政府高官も、自国の産業と輸入の内容を完全に把握出来ていなかったことが解る失敗だった。業界でも「何をやっているのか」と批判された。トランプ大統領は流石にスマートフォンを適用外とされたと報じられた。補佐役の側近はこのような情報を手抜かりなく、素早く大統領に上げて置くべき事案ではないのか。
赤沢亮正大臣に助言すれば:
既に触れたことで、問題は「我が国がアメリカの貿易赤字を大幅に削減出来るような輸入品があるのか」という事。私の在職中の1990年代には全アメリカの会社中で日本向け輸出金額の第1位のボーイング社だったが、現在は色々と失態があってフランスのAirbus社に追い越されたとか。第2位だったウエアーハウザーは2017年で紙パルプ部門が完全に撤退してしまったのだから、穴を埋められる製品が出来ているのか心配だ。
カリフォルニア米やトウモロコシ等の衲産品では単価が低いから埋め合わせになるかなと疑問に感じている。例えば、牛乳やジュースや日本酒のパックに使われている原紙の輸入価格はトン当たり15万円近いはずだが、米はスーパーで5kgが¥4,000提訴で売られていては、輸入のC & Fの価格はどれくらいなのかと考えてしまう。
赤沢大臣は例えば、「戦闘機を買います」等と手土産を出す前に「アメリカ企業の対日輸出の努力不足を遠慮することなく指摘して、更に「駐留軍の経費を現状以上に負担すれば、アメリカの兵士たちに日本政府に雇用されていることになりかねないか」と、言うべき事と知らせるべき事をハッキリと伝えてほしいものだ。トランプ大統領の誤解と誤認識を正さないと、本当の意味の交渉は始まらないと危惧する。
余談だが、財務長官のBessent氏をカタカナ表記で「ベッセント」と表記するのはおかしい。まるで、ローマ字入力をしているようだ。産経だけが「ベセント」と表記しているのは大いに宜しい事だと賞賛している。
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