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新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

備蓄米放出後も米価は上昇し供給は不足

2025-04-15 07:06:51 | コラム
「閃き」では「下がらない、出回らない」と来ていた:

石破内閣の懸命の努力による米価対策で、備蓄米が放出された。だが、報道によれば放出後で既に何週か連続で米の小売価格は上昇が続き、平均価格が最高に達したという。私は何らの論理的根拠もなく、江藤農水大臣が下俯いて原稿を読んで、放出後には価格が下がるとの希望的観測を述べたのを聞いて「そうはならないだろう」と直感した。残念ながら当たってしまったようだ。

この値下がりせず、供給不足の状態が続いていることについて、多くの専門家が解説をしていた。だが、結局は「何処で誰が投機的に抱え込んでしまったのか」や「誰が小売価格を操作しているのか」のような肝心な点については「解らない」と言っているのと同じだった。私は何処かに裏で操作している者と、真相を知る者がいるのだが、マスコミも承知していても触れてはならない事になっているのだと信じている。昨日見たまいばすけっとの棚には米は無かった。

個人的には「米の供給不足は怖くもないし、何らの支障もない事態だ」という事。と言うのは、あの戦中から戦後の最悪の食糧事情(今頃、こんな言葉を聞いて、その意味が解る人がどれほどいるだろう)を経験してきたので、米、それも白米が無いと言う事など、痛くも痒くもないのだ。米以外の物しか食べられなかった状態を思い出せば、「米不足なんてちっとも怖くない」のである。

その上に、2006年から3度も心筋梗塞を経験し、2015年には深刻な心不全で生死の境をさ迷うことになったのであるから、節食は当然の対応であり、今では1日に茶碗に一杯程度しか米を食べないし、生来好みではない味噌汁も遠ざける食生活なのである。だから、米が買えなくても心配していないのだ。それでも、現実に92歳まで生存出来ている。

個人的な事情はさて措くとしても、現在の米の入手困難な事態と、値上がりが続いている市況は何処かで誰かが解消せねばならない問題だろう。それにつけても不可解なことは「JAが備蓄米の過半数を落札した」と報じられ、JAは遅滞なく市場に流すと明言したはずなのに、供給不足とは、JAから買い占めた不届きな輩がいて「高値で売ってやろう」と手薬煉(テグスネ)引いているのかとすら思う。

石破さんも国際交渉に不慣れな赤沢亮正大臣を派遣されて、ファンド運営の専門家とtariff回避の交渉をさせるのも最優先事項だろう。だが「国民の食を危うくしかねない米の価格と供給事情の可及的速やかな改善を図れ」と江藤農水大臣に厳命を下してほしいものだ。赤沢亮正大臣がカリフォルニア産米の輸入増加を押しつけられてしまう前に。


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