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新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

近頃一寸気になること

2025-01-24 09:08:30 | コラム
近頃一寸「それで良いのだろうか」と気になること:

石破内閣の外交方針:
報道によれば、岩屋外相は中国を訪問して王毅外相との懇談で「村山談話だか河野談話を継承するので、過去の過ちを謝罪したい」と表明したとかだ。日中友好を重んじられたのだろうか。石破首相もつい最近マレーシアとインドネシアを公式訪問された。岩屋外相はトランプ大統領の就任式には招待されていた。

その一方では、石破首相とアメリカ合衆国の新任のドナルド・トランプ大統領との会談は、今に至るも予定が立っていない。一寸見ただけでは、中国の首脳部や東南アジアの2国よりも、アメリカ大統領との会談の方が優先順位を低く設定するのが、この内閣の外交方針なのかと思わせられる。

事ここまでに至ると、私のように深読みをしたがる性癖がある者には「石破内閣の外交方針は中国が優先であり、容易に理解しがたいと言うか、予想の範囲内であったが余りに斬新で過激な施政方針を打ち出されたトランプ政権とは「触らぬ神に祟りなし」とばかりに、先ず距離を置こうかとでも言う方向にあるのか」と本気で疑いたくなった。

尤も「お目にかかりたい」との意思表示を再三してあったにも拘わらず「もしも会いたいのならば、会っても良い」と突き放されては、石破首相も自尊心を傷付けられたのかもしれないなどと勘ぐっている。だが、根本的な方向が違うのではないのかと、少しだけ気になっている。

フジテレビの問題:
割り切って言うと「そんなに重要な案件ではない」のであるから、「好きなようにやってくれ」と放置しておいて良いことだと思っている。だが、少しだけ気になることがあるので取り上げた次第。それは、中居なるものが犯した行為は刑事罰になっても仕方がないと思うのだが、示談金を支払ったのだし、芸能界を去ると当人が言ったからなのだろうが、テレビも新聞の「さん」付けの扱いなのだ。

彼等は通常は刑事だろうと民事問題だろうと一旦容疑者になった者を報道する際に「さん」を付けるかというと、気になる。以前に同じ旧ジャニーズ事務所所属の者が刑事問題を起こした際には、苦肉の策で「○○メンバー」と呼んで報道し、少なくとも私は失笑した。それが、中居某だと「さん」を付けるらしい。未だに彼等は何とか事務所の威光?(意向)に屈服しているのかなとすら考えた。

「一寸おかしい」と感じるのは、フジテレビだけが記者会見等の不手際を責め(攻め)立てられ続けていても、中居某は射程外なのでは不公平ではないのかと言うこと。

結び:
先日も、某大学教授と嘆き合ったように、我が国で上層部にあって政治と経済等々を牽引している人たちの質が、如何にも劣化したかのように見えるのは、一寸どころではなく気になっているのだ。

カタカナ語には言葉の誤用が多いのでは

2025-01-23 07:13:37 | コラム
それって意味が違うのですが:

今回はトランプ大統領の事から離れて、少し気楽だと思うカタカナ語の話題を取り上げよう。

トランプ(trump)とは:
ご注目願いたいのは“t”が大文字ではないことで、普通名詞なのだ。何処で誰がどのように間違えたのか知らないが、カードの「トランプ」は英語では“card”か“playing card“なのである。では、“trump“の意味はと言えば「切り札」のことなのだ。失礼を顧みずに言えば「トランプ大統領は名字からして切り札だと名乗っておられる」のである。

カンニング(cunning)の本当の意味は:
名詞形では「狡猾さ」、「悪賢さ」、「狡さ」であり、そのまま形容詞にもなる単語。それが何処でどう取り違えられたのか、カタカナ語では「カンニングの意味」で使われるようになってしまっている。では、英語では「カンニング」を何と言うかといえば“cheating”なのだ。“cheat”は「欺くか、だます」人のことになる。そう言われて見れば、カンニングは誰かを欺いている。

ハンドル(handle)の意味は:
実は、自動車の用語は誤用されたカタカナ語の宝庫なのだ。その中から二つだけ取り上げよう。“handle“という名詞は「取っ手か、柄」のことで、自動車のハンドルは正しくは“steering wheel”なのである。

フロントガラスを英語で何と言う:
確かに自動車の前の方にあるガラスだが、アメリカ式では“windshield”である。“shield”とは警察官が持っているような防御用の「盾」のことで、風から運転者を守る盾のことになっている。UK式では“windscreen“で、何でもアメリカ式を嫌っているのだと面白く受け止めた。

フライング(flying)って何の事:
勿論「スタートの号砲の前に飛び出すこと」なのだが、これは正しい英語の言葉ではない。この件ではWikipediaの不正スタート」の解説が良く出来ているので借用しよう。

「不正スタート(ふせいスタート)は、競走競技においてスタート時より前にスタートを開始する反則である。日本では単にフライング(和製英語)と呼ばれることが多い。英語ではbreakaway, false start, flier, flying start, jump start, jump the gunなどと呼ぶ。ただし、flying単独でflying startを意味することはない。」

また、“flying start”とは「スタートラインの何メートルか後方に走者たちがいて、合図で走り出す形式のスタート」のことをいうのだ。さらに、フットボールの用語では「攻撃側の選手が合図の笛の前に動いてしまう反則」のことなのだ。

1月22日 その4 「トランプ大統領の就任演説から」の訂正版です

2025-01-22 13:56:50 | コラム
天上天下唯我独尊:

あの演説について、今朝になってこの表現を思い出した。

今朝は毎度の事だが、ジムで時間が充分に取れず、New York Timesの一面の見出しだけをほんの少し読めた。

そこには「トランプ大統領は誰にも遮られる事なくやりたい事をやっていくだろう」との記述があったが「パナマ運河を中国に取られたというような事実を誤認した事を言っていた」との皮肉もあった。

矢張り、NY TIMESはここまで来ても、反トランプの姿勢を維持しているのだ。本来ならば、近用のメガネも持ち込んで、ジックリと読めばよいのだが、1時間に1本しか運行していないバスの時間が切迫していては、見出しだけに終わるのも致し方ない。

1月22日 その3 トランプ大統領の就任演説から

2025-01-22 13:37:04 | コラム
天上天下唯我独尊:

あの縁雑について、今朝になってこの表現を思い出した。

今朝は毎度の事だが、ジムで時間が充分に取れず、New York TIMESの一面の見出しだけをほんの少し読めた。

そこには「トランプ大統領は誰にも遮られる事なくやりたい事をやっていくだろう」との記述があったが「パナマ運河を中国に取られたというような事実を誤認した事を言っていた」との皮肉もあった。

矢張り、NY TIMESはここまで来ても、反トランプの姿勢を維持しているのだ。本来ならば、近用のメガネも持ち込んで、ジックリと読めばよいのだが、1時間に1本しか運行していないのバスの時間が切迫していては、見出しだけに終わるのも致し方ない。

1月22日 その2 1月21日は忙しかった #2

2025-01-22 07:57:40 | コラム
ドナルド・トランプ大統領に思う事:

鴨川の流れと賽の目は:

昨夜(で良いと思うが)に、トランプ新大統領の就任演説を何度も少なくともBSの3局で、有識者/専門家の解説を交えて聞いていて思い当たったことが、この白河法皇の有名な(のだと信じている)お言葉だった。

トランプ大統領は何でも「アメリカファースト」であり「自分ファースト」を支えていくだろう政策や方針を思い付いたら、即座にそれを発表して新政策に盛り込んで、何者にも遮られることなく実践していけるものだと確信しておられるので、迷いがないと感じた。

アメリカ合衆国の大統領は全知全能と言うよりも「思い立ったあらゆる政策、方針、作戦、実行の方法、演出等々は全て意の赴く儘にして宜しいとの権限を与えられている」と、誰にも諮問することなく確信しておられるのだと思わせられた。だが「ハドソン川の流れだけは逆流できないのが残念だ」とはお考えかなど思った次第。

あの就任演説で力強く、自信に満ち満ちて発表された新政策はそういう視点に立てば、「アレッ」と思わせられる新規の問題提起はなかったと思う。「そればかりはご無理でしょう」とか「Executive orderに署名されても議会は予算をつけないでしょう」と思わせる点も多々あったが、忠誠を誓った閣僚も側近も考え直させる立場にはいなかったのだろうと思って聞いていた。

既に述べてあったように「国内外に色々と正と負の影響を与えそうな多くの政策が、何時までに何処でどのように実現されていくのか、白河法皇が諦められた賽の目ですら思うように出して行かれるのか」に注目していくしかないと思っている。

だが、私はそれでも「関税」と「External Revenue Service」だけはどうしても理解できないし、未だに貿易というか輸出入という仕事の実態や専門語等々の実務を理解しておられないようだと見ている。我が国の報道機関も「おかしい」と受け止めていないとおかしいのだ。就任演説でも「アメリカ向けに輸出してくる国からは税金を取るのでERSを設立する」と言う意味に取れる事を言っておられたと聞いた。

その中でもtariffを動詞の形で使っておられた。色々と調べてみると「希には関税を輸出してくる国にかけるという事もある」との解説もあった。トランプ大統領に演説を聴く限りでは「メキシコとカナダから関税を取る」と確信しておられるようにしか聞こえなかった。

問題だと思う点は、非常に素直に「他国からの輸入が減れば、国内の需要な国産品に向くのでjob(雇用という意味ではない)が増えるので、支持者の労働階層の雇用が安定する」と確信しておられる点だ。解りやすく言えば「憎きメキシコと、日本から入ってくる乗用車を関税で閉め出せば、デトロイト産の自動車が売れるのだ」と信じて疑っておられないのだ。

私流に言えば「国内の労働力の質に問題山積だったので、国内の製造業が衰退し、GAFAMが栄えた事情は無視されたのか、ご存じなかったのかの何れか、あるいは両方だと思う。アメリカの消費者が一斉にトヨタやドイツ車から国産車に乗り換えるのだろうか。LAのFashion districtの中国産のTシャツを安価で売っている繊維問屋の、膨大な数のヒスパニックの売り子たちはどうするのだろうか。

同じことを繰り返して言うが、どのように展開していくかを見守っていく事しか出来ないと思う。石破さんはあの演説を聴かれても「充分に討論が出来るだけの体制が整うまでは、トランプ会談の予約を確定しないお積もり」のようだ。

ここまで纏められるようになるまで、昨夜は無い知恵を絞って考えるので忙しかったのだ。