新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

街は賑わっていた

2021-01-30 10:24:33 | コラム
街が賑わっていて良いのだろうかと:

昨29日は心ならずも午後1時前から大久保通りを経て新宿駅西口まで、辛うじて日頃の行動範囲内だと決めて、約3時間強ほどの外出をした。後2週間経った時の結果次第では、取り返しの付かない事になると承知はしていた。何故そのような無謀かも知れない挙に出たかと言えば「築後33年を経た当アパートの排水設備の全面的検査の為に午後1時から5時まで一切の排水が禁止されたからだ。即ち、水洗便所の使用が禁じられたのだった。これは基礎疾患を持つ私は利尿剤を毎食後服用しているので、無理な相談だった。残された選択肢は外出だった次第。

そこで、最終的に家内と共に選んだのが、1時前に出発して大久保通りで外食してから新宿駅西口に向かい、日頃延び延びにしていた西口でしか出来ない用事を消化すると同時に、その界隈でしか出来ないので見送っていた買い物をなるべく短時間に仕上げて帰宅しようという、リスクをある程度覚悟した私のリハビリの為の歩行も兼ねた時間消化策だった。

私は同時に好みである「街角経験診断」も出来るかと密かに期待していた。先ずは大久保通りだが、何故彼らのような我が国にビジネスなり何らかの仕事(雇用?)を確保できているのかと疑いたくなるアジア系とイスラム教徒どもが、相変わらず結構目立っていた。何故、彼らが家族で滞在できているのかは理解不能だ。帰路にイスラム横町で発見した事は最古のハラルフード店ではマスクの販売を辞めていた事だった。理解できる見切り方だった。

新宿駅西口の賑わいを感覚的に捉えれば、新型コロナウイルスの感染が始まる前と何処が違うのかという、極めて遺憾な状態。何と言って評して良いか解らなかった現象は、丁度小田急百貨店の道路を隔てた辺りに出来ていた広大な(?)青空喫煙所だで満員御礼の状態だった。喫煙ではマスクも出来ない「密」な状態だし、第一に真っ昼間からあれほど大勢の者たちが寸暇を惜しんで殺到できるほど用事がない人が多いのかと、不思議な感じだった。会社員風の者が多かったが、彼らはそれほどの時間事務所を開けていられるのも奇妙だと思う。

小池都知事に対して忌憚のないところを敢えて重ねて言えば「幾ら繰り返して『ステイホーム』と英語擬きで仰せられても、碌な英語教育も受けていない庶民には通じないようです。ここ一番考えを変えて『外出するな』とでも厳しき言わない限り、都内の感染者は減りませんよ」となる。路上には物乞いもいたし、至る所で老若男女がマスクこそしているが「ウイルス何処吹く風」と言わんばかりに、数多く歩き回っていた。彼らにそれほどの急用があるのだろうか。尤も、一寸買い物をしたり通り抜けをデパートの中は、ちっとも混雑していなかった。

私に偉そうに言わせて貰えば、これでは東京都内の感染者が一朝一夕に減るとも思えないし、新宿区は世田谷区に次いで感染者数2位の座を確保できる(してしまっているし)、人口の2%に近くなっている訳だと思わずにはいられなかった。私は先日「新型コロナウイルスを正しく恐れよう」と語りかけたばかりだが、ワクチンの認可も済んでいないこの時点で、あれほどの人数が街を練り歩いているのには不安に感じずにはいられなかった。西口は都庁の目と鼻の先である。小池さんはあの辺りを視察されないのだろうか。しないでいて「ステイホーム」はないだろう。

ところで、リハビリの為の歩行訓練だが、約3時間強をほとんど長時間立ち止まるか休息する事なく無事に終えて帰宅すれば4時近かった。だが、検査は既に終了してい安心して我が家に戻る事が出来た。だが、自らに緊張を強いてきたせいか、不思議なほど切迫した尿意はなかったので気が抜けた。実は、昼食後には利尿剤を服用していなかった効果が出ていたようだった。