新宿少数民族の声

国際ビジネスに長年携わった経験を活かして世相を論じる。

1月6日 その3 スポーツの話題から

2021-01-06 16:51:15 | コラム
COVID-19の話から離れよう:

アフリカ系の選手たちの活躍:

新型コロナウイルスの話題は暗いし、気分が滅入るのでここで転換を試みようと思う。

言うまでもないとお思う人たちは、アメリカのではない世界の舞台で大活躍を見せているテニスの大坂なおみさん、アメリカのバスケットボール界の若き英雄の如き報道をされている八村塁君である。彼らは図抜けている。100 m走の日本記録保持者のサニブラウン・ハキームも素晴らしいが、フロリダ大学に留学中だ。最も詳しくてあるべきサッカー界では身体能力が特に優れている鈴木武蔵君も、何処だったかヨーロッパの国に出て行っている。ここまでの選手たちに共通していることは、アフリカ系の父母の何れかの子供たちという点だ。

少し後難を恐れて言えば、アフリカ系の人たちは身体能力に優れているだけではなく、今や余り使われなくなった感がある「運動神経」も抜群であり、我が国にも彼らと日本人の父母の何れかの下に育つと。言わば世界的な水準に速やかに到達して、大活躍となるのだ。私には彼らの能力は我々の比ではないと評価している。もうあと何年かすれば、多くの競技における日本代表の構成が変わってくるかとすら考えている。

彼らの他にも、高校・大学・社会人、プロの世界には多くのアフリカ系の選手が大活躍である。先頃の女子のバスケットボールの全日本選手権の決勝戦に出てきたトヨタ自動車には身体能力が優れた日本育ちだと思う姉妹の選手がいた。先日の東日本駅伝選手権で好成績を残した東京国際大学にはケニヤからの留学生で区間記録を出したヴィンセント君がいた。確かあの駅伝では外国人選手が出走できるのは2区に限定されていたと思うが、そこは数多くのアフリカ系の留学生たちが競い合っていた。

私は少し気になったのだが、大学側から彼らにはある程度の優遇措置が与えられているようだし、運動用具にはスポンサー企業から提供もされているようだ。私は何もそういう方式に物申す気はない。だが、少し気懸かりだった事があった。それは、ヴィンセント君が区間賞のインタービューを受けた時に通訳として、たどたどしい日本語を話す同じ大学の留学生がついていた事だった。学校の名を広めようという意図もあるのだろうが、通訳を必要とする学生が講義について行けるのかなと思った次第だ。

井岡一翔の刺青:
あの大晦日の井岡が田中恒成をKOで破った試合には「アレッ」と思わせられた現象があった。それは、井岡の左肩と上腕部に刺青が見えたことだ。刺青という文化に対する見解は、我が国と諸外国の間には大きな相違があるのだ。詳しい説明は必要ないだろうが「我が国では公衆浴場は言うに及ばす、スポーツジムの浴場にも『刺青のある方入場お断り』の表示がある。だが、NPB、Jリーグ、Bリーグ等に在籍している外国人選手たちには、ごく当たり前のように刺青があるし、彼らは隠そうともしない。

だが、私の朧気な知識では我が国のボクサーたちは刺青は禁止さていたはずなので、あの井岡には些か驚かされたのだった。何か規定の変更でもあったのかと余り気にせずに観戦していた。ところが、Yahoo ニュースによれば、あれは「矢張り違反であり、本来は何らかの方法で見えないようにしておくべきだった」とあった。よって、協会からは何らかの処罰があるそうだとのことだった。私は例によって、この現象を「文化と歴史の違い」と割り切りたいのだ。だが、刺青は我が国ではその筋の方々の象徴のようなので受け入れられているのかと思っている。あれは、井岡の不注意か。


1月6日 その2 緊急事態宣言発出に期待する

2021-01-06 13:57:41 | コラム
緊急事態宣言が現時点で考え得る最善の対策となることを期待する:

菅首相の決断は尾身分科会長の度重なる「緊急に対策を講ずるべし」から見れば遅かったかも知れないが、8日の午前零時からの発効でもそれ以前でも何でも、大いに結構であると思っている。効果に期待したいのだ。現時点では対象となる先が飲食業界に限定される訳でもないようだが、私は昨年4月の発出の時点ほど大きく投網を打つまでは望まないが、もう少し範囲を広げた方がより効果を発揮するだろうと考えている。即ち、スポーツ競技や催し物の観客の数の制限最より厳重にしたら如何かと見ている。

何故そう言うかといえば、相撲協会は既に発出が発表される前に10日からの場所開催を決定してしまった。彼らの傘下にある部屋が多くの感染者を出してしまったり、3場所も連休した白鵬が感染したという悪条件があっても、前場所では万全の対策を講じたので、観客を入れても感染者が出なかったとの理由で。私は「それは違うだろう」と見ている。それは、感染者の急増振りは前場所の時点とは比較にならない上に、感染力が1.7倍の変異種が既に12月1日に入っていたから言うのだ。相撲協会には再検討を求めたいのだが、相撲好きの方からは異論が出るだろう。

私は相撲をスポーツの範疇で入れていない論者なのだが、昨日テレビ中継を見た高校ラグビーの全国大会は無観客だったし、春の高校バレーもそのようだったようだ。興行収入の問題はあるだろうが、それを言い出せばプロ野球だってJリーグだって何だった条件は同じではないのか。今は全力を挙げてウイルスを制圧することに協力し、観客にも自粛を願うのが筋だろう。観客は何も国技館の中で感染する訳ではないだろう。両国駅までJRや大江戸線で来る方もおられるのだから。

相撲協会への忠告はこれくらいにしよう。私は内閣が対象とする業種の規模というか範囲を最初から広げておかれた方が良いと思うのだ。1都3県と飲食業界(カラオケも入るのか)だけに限定した場合に、追加する必要が生じた業種や地方の県は対応に翻弄されるだろうし、県民も即座に対応できないかも知れない。それだけではなく、一部の市民は「前回はトイレットペーパーがなくなったので、矢張り買って置くか」と街頭インタビューに答えていた。幅広い業種の団体に、人々が買い溜めに走らないように「在庫も十分で生産体制も整っている」との声明を出させては如何か。

この辺りには前回の発出の際の経験で学習されているはずだと、私は考えている。私は昨年の経験で「後出しの後手後手ではなく、先手を打って対象先の業界や地域を幅広く採って、ある程度の事前通告的な手法も必要ではないかと思っている。我が国の経済が高度成長期にあった時には、製造業界には工場の建屋が継ぎ足し継ぎ足しになっていて、迷路のようなところが数多くあった。製造業の大手メーカーはこのような点を学習してあったのだった。

そういう意味では、私は分科会や専門家だけのご意見を聞くだけでは不十分になりはしないかと危惧するのだ。緊急事態宣言発出は極めて重要な経済性が深く関連してくる政策である。経営学者だけではなく、常に決断を迫られてきた経営者たちの経験談や見解も参考になると思うのだが如何なものだろう。衆知を集めたら如何だろうか、何分にも「新型コロナウイルスを制圧できるか否か」の大作戦なのであるから。残念ながら今回の場合には間に合わないかも知れないが。


菅内閣に危機が訪れているのか

2021-01-06 09:00:53 | コラム
危機脱出策はあるのか:

私は昨5日に危機が迫っているのではないかと述べた。それに対して畏友RS氏は下記のように指摘しておられた。

「トランプ大統領が奇跡の復活を遂げ、菅首相辞任し、安倍首相も復活をすると言うシナリオはどうでしょうか?」

私にはこの考え方がどうやら確実なというか、無事にこの難局を乗り切ることが可能になるかと考えられる方策かと思えてしまうのが怖いのだ。安倍前首相の復活の件については昨5日にジャーナリストの有馬晴海氏の発言を引用して、その可能性の有無は別として、採り上げていた。菅首相はそういう事態に立ち至らないように全力挙げて、兎に角ウイルスの征圧対策に総力を上げて取り組んで貰いたいのだ。それなくして経済が回る事態には立ち至らないと思っている。

既に述べたことですが、私は「菅内閣誕生の際に、菅氏が幹事長を交替に踏み切れるか否かがこの内閣の将来性を大きく左右するのではないか」と危ぶんでいた。その意味は、二階幹事長が菅首相を強力に推進したのであり、菅氏にとっては言わば恩人なのだが、その二階幹事長は極めて中国寄りであるというのは誰しもが承知しているところであるし、菅氏は二階幹事長の影響下に置かれるのではないかと、専門家たちが指摘していた。

私は菅首相が事ここに至っても緊急事態宣言の適用を東京と周辺の3県に限定し、期間を1ヶ月程度とと考えているようでは、余りに小出しで思い切りが悪いと受けとめてしまう。既に尾身分科会長に「短期間に過ぎる」と批判されてしまったではないか。私は菅首相に「思い切りの良さ」というか「決断力」を望みたいのだ。同時に西村康稔大臣にも「決断をすることは恐怖心を伴うのは当然だが、それに負けていては国を背負う大臣など務まらない」と忠告してやりたいのだ。彼の場合「慎重に検討する」は「何もしない」と同義の表現なのだから。




菅内閣に危機が訪れているのか

2021-01-06 08:55:43 | コラム
危機脱出策はあるのか:

私は昨5日に危機が迫っているのではないかと述べた。それに対して畏友RS氏は下記のように指摘しておられた。

「トランプ大統領が奇跡の復活を遂げ、菅首相辞任し、安倍首相も復活をすると言うシナリオはどうでしょうか?」

私にはこの考え方がどうやら確実なというか、無事にこの難局を乗り切ることが可能になるかと考えられる方策かと思えてしまうのが怖いのだ。安倍前首相の復活の件については昨5日にジャーナリストの有馬晴海氏の発言を引用して、その可能性の有無は別として、採り上げていた。菅首相はそういう事態に立ち至らないように全力挙げて、兎に角ウイルスの征圧対策に総力を上げて取り組んで貰いたいのだ。それなくして経済が回る事態には立ち至らないと思っている。

既に述べたことですが、私は「菅内閣誕生の際に、菅氏が幹事長を交替に踏み切れるか否かがこの内閣の将来性を大きく左右するのではないか」と危ぶんでいた。その意味は、二階幹事長が菅首相を強力に推進したのであり、菅氏にとっては言わば恩人なのだが、その二階幹事長は極めて中国寄りであるというのは誰しもが承知しているところであるし、菅氏は二階幹事長の影響下に置かれるのではないかと、専門家たちが指摘していた。

私は菅首相が事ここに至っても緊急事態宣言の適用を東京と周辺の3県に限定し、期間を1ヶ月程度とと考えているようでは、余りに小出しで思い切りが悪いと受けとめてしまう。既に尾身分科会長に「短期間に過ぎる」と批判されてしまったではないか。私は菅首相に「思い切りの良さ」というか「決断力」を望みたいのだ。同時に西村康稔大臣にも「決断をすることは恐怖心を伴うのは当然だが、それに負けていては国を背負う大臣など務まらない」と忠告してやりたいのだ。彼の場合「慎重に検討する」は「何もしない」と同義の表現なのだから。