湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

ショーシャンクあれこれ。

2013-11-04 | 畑中さんのこと。
舞台「ショーシャンクの空に」は牢の外に出たレッドが
あそこに帰りたいとか楽なところ(天国)に行きたいと思う気持ちを紛らす為に
自分の中にあるアンディーが本当にいたのかという疑問? と向き合う為に
中にいた時のことを書きつづりつつ、現在のレッドと入り乱れ進むみたいになってて
この、本当に彼はいたのか? って言うとこがなんか、初日に見た時は飲み込めなくて。
希望が彼そのものみたいな捕らえ方もちょっと違うような気もして。
でも二日目はそれもありかとも思ったりもして。
過去のアンディーとのことを語る手段として、彼の部屋に貼ってあった
ポスターのピンナップガール達が見ていたこととして語るみたいになってるのが
楽しかったですね。みんなそれぞれ彼を愛していて。
夜の闇の中でこつこつ壁を掘るアンディーの音と
夜な夜な彼の思い出を綴るレッドがペンを走らせる音が重なってるのかな。
後半はペンだけになるけど。

レッド役の益岡さん。牢を出てすっかり老人の時の姿と
牢の中のまだ若い頃のレッドの声の張りや姿勢や表情が
ナチュラルに違っててなんかすごいなーと思ってしまった。
老いたレッドが羽織ってるガウンの腰に通してるヒモの因れ具合が
右と左端で違うのがちょっと気になるんだけど、
でもこの古く着崩れしてる感は気になるんだけどよいです。
逆に気になって仕方ないのは囚人達の靴。舞台だからしょうがないんだけど
なんかキレイで立派過ぎてちょっとこれは馴染めないかなと思ってしまう。
後半になればくたびれた感じになるだろうか。

気になると言えば暴行シーンはもうちょい想像力で補う方向で見せるかと思ってましたが
あそこまで赤裸々とは思いませんでした。うむ。
でもあれで一気にアンディに同情的になるかな?
最初の牢に連れられてくる時のアンディの存在感が薄くてあれ? とも思ったり。
いろいろ。

オープニングの方にあるシャワーなとこもね。
あるとしても全裸だから暗がりかと思ってたら後ろ姿だけど結構明るくて
畑中さんいなくて安心なような残念なような←
鈴木くんはいたように思う。

鈴木くん思ったよりたくさん出てたけど台詞は少なかったのね。
囚人の中の悪者一味と現在のレッドの家を訪ねるお巡りさんと
リタ・ヘイワースのパーティシーンの客くらい? もうちょっといたような気がするな。

畑中さんはトミーやるかなと思ってたりした。
筒井くんは囚人の中の誰かかなと思ってた。
だから、筒井くんが所長側とわかった時に畑中さん筒井くんに撃たれちゃうのかと思ったら
トミーは別の人で、映画でなく、原作の方のようにトミーは違う刑務所に移されてた。
そのせいもあってノートン所長がひどく悪いずるい冷徹な人な感じが薄くて。
所長は映画と違うコトキレ方でちょっと可哀想でした。
でもこれは粟根さんだから感じるかわいらしさがあったからかな。

トミーに似てる少年とレッドのシーンで
少年が父親が死んだというところがね。
一回目見た時素通りしちゃったんだけど
二回目見た時にちょっと潤んだ。
この時の彼はどんな気持ちでレッドの綴ったものを読んでいたのかな。
すでに父親をあやめていたんだよね。たぶん。

大家さんのブルックは予想通りでしたが、不思議な鳩の人もまとめて大家さんでしたね。
初日は掃除道具入れが妙な按配に配置されてたのが気になってたけど
二日目はちゃんと奥側にまとまってたな。
くびをつるではなくまどからとびおりになってたけど、
あの、窓を開けて、下をのぞき込み、落ちる、その闇。の一連の動きが
実際落ちてないんだけど、落ちてるように見えるあの感じが
怖くてかなしくて苦しい。

そして、なかなか畑中さんのことまでたどりつけない。
キャッチボールのとことか音楽のあのシーンとか
いろいろあるんだけど。
とりあえず、ここまでで、また改めよう。

あ、牢の中に年号現すところがあってそれを変えてる看守、二幕は高橋由美子だったんだけど
初日はここ寒いとかくしゃみしてたの、二日目はなくなっちゃってたな。
あそこちょっと好きだったけど。時間短縮かしら。

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ショーシャンクの空に。

2013-11-04 | 畑中さんのこと。
畑中さんの出演されてる「ショーシャンクの空に」見て参りました。
初日、11/2(土)19:00 上手10列くらい
翌日、11/3(日)13:00 下手5列くらい。

上演時間は休憩2回を含む約3時間。
1幕55分、2幕50分、3幕、55分。らしいけど
間の休憩が各10分てやはりちょっと伸びるし
舞台も時間以内に終わり切れてない感じでどちらも
3時間15~20分くらいかなー、幕が開いてから終わるまで。
その後のカーテンコールなども含むと3時間20~30分くらいかな。
もう少し短くなってくれると平日はありがたいですね
初日は19時始まりが15分押して始まったのもあって
終演は22時半過ぎてました。

さて感想。
まとめてごちゃごちゃで行きます。ネタバレありありでいきます。



正直初日は素直に感想は語れませんでした。
原作モノを読んだり映像見たりした時の舞台は
あれをこうするんだという驚きの発見の連続の場合と
この台詞こう変える? ええ? なんで? という違和感の連続とありますが、
初日は後者だったんですよねぇ。いいところも多々あったけど、違和感が強くて。
ちょっと記憶が新しすぎたか。原作の好きだったシーンや台詞の変わったところがね。
うん。ところどころ残念かなぁなどと思ってましたが
二日目見て、一転いたしました。よかったです。
特にラストがね。
二日目見て、初日はいろいろ残念だったんだというのも判明致しましたし。

初日の帰り道に友達とラストはどうせなら全面青空でしょう、あそこ。
と語っていたところもちゃんと青空でしたし、
(初日は後ろのセット上手半分舞台に残っちゃってた)
空に「ショーシャンクの空に」の文字が映っていたのも気付きませんでした。
そして、これは個人的に、ラストに二人が抱きあうシーンが
あんまりはっきりと見えるのは好きじゃないなあと思ってたので
二日目では二人が抱きあうと同時に舞台の照明が落ちて
対照的に明るく、どこまでも青い空に「ショーシャンクの空に」のロゴが映るところがなんかもぅ
すんばらしく好みだったんですよ。よかったです。今思い出してもじたばたしちゃう。
初日にこれ見てたらスタンディング躊躇なかったな。←でも二日目は誰も立たず。
気持ちはあったんだけどな。最初に立てる人すごいな。

で、あと。二日目に下手で観たのもよかったかな。
今回の舞台は下手の方が好きみたいです。
畑中さんが下手向きな芝居が多いのも理由の一つだけど
主演の益岡さんのほぼ正面な芝居が多くて気持ちが重なりやすかったのもあるかな。
そしてアンディ役の成河さんの表情がいろいろ近くで観られたのも大きい。
僕の人生だのとことか苦しくなるよ。これは上手方面に引摺られつつだけどさぁ、もう!
そしてラスト間際の出てくるところのあの迫力ある表情。
あと下手通路はラスト付近でちょっとサプライズな感じですね。
横をアンディが通ります故。あっという間ですけど。
実際転んで立ち上がった後、見失う早さで去っていってしまいました。
シャツの汚れが確認出来る距離で見られたのはびっくりでした。
でも10列目くらいの下手の方がいろいろ見られていいかなって感じた。

そしてマイアイドルな高橋由美子嬢。素敵過ぎる。
初日の登場シーンできゃーってなった。ちょっとだけど歌もあったし。
今回の舞台でいちばん心配していた畑中さんとの絡みがあるのかないのか。
あった! と言っていいかな。台詞は交わしてないけど。うん。
初日には視線絡んでいたように思うとこ、二日目は見逃したっぽいのかなかったのか。
ともかく登場シーンの華やかさが嬉しい。そしてこのシーンの畑中さんのタキシード姿もよいです。
ただねぇ。ここは上手からだと高橋由美子に一点集中出来たんだけど(畑中さん背中なのもあって)
下手からだと下手で歌う高橋由美子と上手で動いてる畑中さんに視線割れして大変だった。←個人的悩み。
ここの立ち去る時にグラス片手に早足な畑中さんの動き見るのが好き。
早足ってか、急いで捌けなきゃいけないんだけど、
動きがゆったりとか丁寧な感じを保ちつつ急ぐというのをね。
つい、見ちゃうんだが。なんか意地悪目線ね。
あと高橋由美子嬢、子供役も観られたのは嬉しかったです。かわいいよぅ。

女優さんみんなキレイで面白かったなぁ。
モンロー役の人の肘下から手首指先の動きの柔らかさがものすごくキレイで、うっとりした。
ラクウェルの人は足がまっすぐ立つ時はともかくキレイで。
お馬鹿な時は膝の開き加減がお間抜けでかわいくて。
ポスターの彼女達がとてもとてもとても好きになった。

そしてなんといっても今回は筒井くんだ。
大活躍過ぎる。粟根さんの笑いにのっかるというかかっさらってるよね。あれ。
ラクウェルの登場の時のラブシーンなんてずるいよ、もう。
その後の、あれ。何、あの素敵なアイテム。似合いすぎる。
この衣装の時に背中がちらりと見えるのですがなんか、なんだろうね。
最初の方で畑中さんがシャツ脱ぐ時よりドキドキした。
これの写真欲しいなあ。プロマイド的なもの出してくれないかしら。
お守りにしたい。かわいすぎる。
殺人犯もやったし、弟思いの兄もやったし。
初日は手紙がなかなか取れ出せなくてちょっと大変そうだったけど。
兄の時、真っ当な人の役久しぶりなどと思ってしまった。
公演二日目はお誕生日だったようで、おめでとうございます。
なんか19歳で前説デビューした時から見てるので31かぁとか不思議な気分。
これからも楽しい姿を見せてくれますように。

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