湯の字にっき

日々の日記をつらつらと綴っております

ショーシャンクのちまちましたこと。

2013-11-28 | 畑中さんのこと。
図書室のシーンの、塀の中とは思えぬ和やかさ。
見ていて普通にいいなぁと思ったけど。
生活していくぶんには心地よい穏やかさなのかもしれないけど
罪の意識のある人には逆に辛いんじゃないかな、なんてことも
思ったりした。

映画上映が年に一度から月に一度になったことを知らせにアンディが飛び込んできて
大騒ぎして、鈴木くん達がいなくなってから
トミーが入ってくるまでの間の
レッドとアンディとそして畑中さん
ケンドリクス? 情報屋とだけ呼ばれるので
一度も舞台上で名前を呼ばれてないんですが
その三人のあれこれが、ともかくとても好き。
椅子に座ってるレッドとアンディの間に立って、
たぶん、好きな映画タイトル書けよとアンディにペンを渡されて
オレ? という風に躊躇いつつも嬉しそうにペンを取る畑中さんの
動きというか表情というか。なんだろう。
嬉しくて落ち着きのない感じが見てて和む。
そしてトミーが入ってきてから。
いろいろ話す時の畑中さんの役の人の仲間意識みたいな侠気のような。
身内を守る姿勢みたいな、外に向ける強さが好き。

トミーが相変わらず、5回って言いながら指を三本見せてて
それを受けてアンディも指を三本立てて首を傾げてるのがちょっとかわいい。
そして、トミーの頭が、土曜の夜すごくボリュームアップしてたように思う。

キャッチボールのボール取りこぼしてた? 土曜の夜か日曜か忘れちゃったけど
一回袖に引っ込んでた気がする。
このキャッチボールのところで、アンディが石について語るところ
畑中さん、レッドと顔を見合わせて呆れるような、小馬鹿にするような表情するんだけど
土曜の夜の回、ほっぺぷーってしてて可愛かったんですけど!!
なんですか、あれ! 毎回やって!! もう一回見たかったよぅ。
→ちょっと勘違いのようだった。その面でか? のところでほっぺ膨らませてるとこかもしれん。

リタの歌のシーンでトミー役の山崎さんがシャンパンボーイしてるんだが
畑中さんと二人でなんか思わせぶりな視線交わしたり、指で差しあったりして
たのしそうでございますな。

あと、トミーがアンディに過去のことを話した時の構図。
最初はセンターでトミーとアンディ。下手で畑中さん達とレッド。
皆の頭上に凶悪犯筒井くんのブラッチ。
ここの色合いというか、構図がものすごく好きで。
アンディのことを心配気に語る面々の頭上、
赤く黒い照明の中ブラッチの犯罪のしかかるような構図が
ひどく残酷だなぁと。
殺した後の楽しそうに笑う筒井ブラッチが
本当に楽しそうで。口惜しい。
ここのトミーの「テンパった」って台詞が、違和感あるんだけど、不意に現代みたいで。
昔からある言葉なのかしらね。

土曜日は原稿用紙が一枚落ちちゃってたみたいで、益岡さんが上手に拾ってた。
こういう落とし物処理のさりげない人好きだわ。
日曜にちょっと台詞の間が空きすぎでは? というタイミングがあったので。
益岡さんお疲れなのかしらとおもったりもしたり。
3時間のお芝居一日二回とかすご過ぎる。
今日から名古屋始ってるのねぇ。

土曜の夜のカーテンコールはスタンディングする人いなくて
あれー、このまま終わりかな? と思ったらもう一回あったんですけど。
役者さん達も次はないと思っていたのか、ステージは明るくなったのになかなか出てこなくて。
特に上手の女優陣。
ここで、立つ人続出で。あの青空の下の笑顔見てると立って拍手したくなる気持ちわかるなぁ。
ご挨拶はアンディ役の成河さん。
話すように言われてるので、ちょっと話しますって言って、ちょっとだけ。
博多を楽しんでること。明日もお席に余裕があるようなこと。
ラストは益岡さんに背中向けられておんぶされて退場してた。

日曜は帰りの時間がぎりぎりで明るくなると同時に出口に向かいつつ、
カーテンコールを見守り拍手してました。
みんなが立ち上がってわぁーってなってるところ、ステージ上の真ん中を見ると
成河さんがいない。下手の方に向かって逃亡してた。
ちょうど畑中さんの後ろくらいを歩いていて、捕獲されて、真ん中に戻されて
ご挨拶してた。話すの苦手みたいだ。
でもなんだか、胸が温かくなる挨拶だったなぁ。
博多で楽しい夜をすごしていること、
スタッフさんが本当に頑張ってくれていてありがたいこと。
皆さんが見に来てくださって、嬉しいと、ありがとうございます。と。
舞台上からお礼を言われてしまった。
最後まで見られてよかった。このカーテンコールの挨拶見られて良かった。
そんな博多公演でした。