精密板金の丸井工業ブログ

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パネルの正面に出っ張りや穴を作らないハーフパンチ

2011年09月22日 | 精密板金 全般
精密板金の丸井工業

―ISO9001&ISO14001取得 若さとパワーで革新を続ける企業です―


フロントパネルなど化粧面(体裁面)に出っ張りや穴を作らないハーフパンチ。

神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)専務の井手野です。

溶接(スポット溶接)や精密板金部品のネジ止め、リベット組み付けなどの際に位置や角度を決める為にハーフパンチを使うと便利です。組み立てる板金同士にに凹凸を作ることにより治具などを使わずに正確に位置が決められます。また凹凸の位置をずらしてつける事により誤って別の部品をつけてしまう様な不具合も防止できます。

ハーフパンチは材料となる板金(アルミ・ステンレス・鉄板)に直径2mm~3mm程度の丸型の金型を使い板の厚みに対して約半分まで押し出した処で止めます。取り付ける相手に対しては押し出した凸より少し大き目の穴をあけそこに差し込みます。便利なハーフパンチですが、部品か本体のどちらかに必ず穴があくか凸が出来てしまいます。そこで、本体と部品の両方にバーリング凸を作り本体側の表面に出た凸を削り平らに仕上げ裏の凹んだ部分に部品の凸を差し込む事により穴も凸も無くなります。ハーフパンチにハーフパンチを差し込むイメージです。


精密板金 丸井工業 加工
▲ パネル本体の裏側から見た写真です 手前の2か所凹がハーフパンチです


精密板金 丸井工業 加工
▲ パネル本体の表面です 裏から出したハーフパンチの凸部を仕上げる事で表面には穴も凸もありません


精密板金 丸井工業 加工
▲ パネルに取り付ける部品です 2か所のハーフパンチ凸部をパネル凹部に差し込みます


精密板金 丸井工業 加工
▲ 部品を側面から見ると約板厚の半分程度ハーフパンチが出ているのがわかります


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