箱(BOX・ケース)やカバーの放熱用穴について。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)専務の井手野です。
箱(BOXやケース)内の熱を外に逃がす為にはファンやヒートシンク(放熱板)を取り付ける方法がありますが、それ以外にもカバーやシャーシ(本体)に穴をあけて熱を逃がす方法があります。でも放熱とは言え外部に向けて開放部分を大きくすれば内部に異物が入り安くなるので保護する為に網を張るなど別の部品を考えなければなりません。それ以外にも製品の外形寸法などサイズが限られた中で放熱や軽量化などいろいろな要求に合わせて箱(BOXやケース)を作る事は難しいです。そこで、アルミ板・ステンレス板・鉄板で作られた箱(BOXやケース)の放熱に必要な部分に対して直接小さな穴や長角穴を多数加工する事で内部の保護と放熱が可能になります。
小さな穴を網目の様にあける加工を「パンチング加工」、長角の穴を並べてあける加工を「スリット加工」といい、パンチング加工もスリット加工もピッチを決めて追い抜きを行う事で加工ができます。丸穴も長角穴も金型の大きさやピッチ(穴と穴の寸法)を自由に選んで加工をする事が出来ます。どちらにしてもたった一本の金型だけで加工が出来ます。
▲ アルミ板を使用したカバーです
▲ パンチング加工で放熱穴が作られています
▲ アルミ板を使用したシャーシです
▲ スリット加工で放熱穴が作られています
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