図面の中には出てこない作業。
神奈川県 横浜市 精密板金 丸井工業(株)専務の井手野です。
お料理もそうですが「ひと手間」加える事によってグッと美味しさが引き立ったりします。
精密板金の場合、基本的にはすべて図面に書かれた寸法や指示通りに作業を行えば製品は完成することになっていますが、我々は多くの経験から作業の順番を入れ替えたり図面の中には出てこない作業を加える事によってより顧客要求にあった(あるいは精度の高い)製品になることを知っています。
下の写真はアルミのケースにアルミの網を板金板で挟み込みリベット止めする作業です。先に網の挟み込まれる部分を平らに潰す事により安定したリベット作業が行える事と、経年変化でアルミの網がなじんでリベットが緩む事などが無い様に配慮して図面には無い作業を追加しています。ひと手間掛けるのは、あくまでも顧客が求める真の要求が何処にあるのかが重要です。それを知る為には図面を眺めていても分かりません。日々、徹底した顧客要求のリサーチが不可欠です。図面に出て無いからでは無く真の顧客要求を知る事によりお互いの信頼関係は深まると考えています。
▲ アルミの網です 全体が切り起こしの様になって厚みがあります
▲ 板金で挟む部分のみを平らに潰した状態です 中央部分は丸く潰されずに残っています
▲ 作業した部分は板金で隠れてしまいますが見えない部分にまで配慮した製品です
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