おはようございます。
今年の4月から植物学者、牧野富太郎博士を主人公にしたNHK朝ドラ”らんまん”が始まる。その牧野博士がこの木を見て命名したという珍しい梅の木が瑞泉寺にある。黄梅という名である。名前が同じなのでモクセイ科の黄梅と混同するが、こちらはれっきとしたウメである。
昨日、そろそろいいかなと訪ねたところ、ちょうど、”らんまん”と咲き乱れていてくれた。
瑞泉寺の本堂の前に堂々と立つ黄梅。牧野博士がこの木の花を見て、”黄梅”と名付けた。江戸時代からの古木で鎌倉市の天然記念物。
うすい黄色でめだたないが、こんなに可愛い花をいっぱい咲かせる。
花弁が細く、雄蕊が目立つ花。梅らしくない。
境内にはこの後継者たちが5,6本育っている。本堂への道の右側。
こちらの開花は少し遅れている。
この黄梅はめったに見られない。鎌倉では、ほかに東慶寺に1株あるだけ。大阪城梅林でも二株、見つけたが、ここでは”本黄梅”という名札であった。京都府立植物園のもそうだったかな。現在、どちらが正式の名であるのか、ぼくにはわからない。
お目当ての黄梅の見頃に出会い、らんまん気分で、境内の花散歩。
まずは、マンサク。大きな木だったが主幹が折れ、小さくまとまっているが、綺麗な花を咲かせていた。こちらもらんまん賞!
らんまん賞はこれらも。
しだれ梅
福寿草
この庭園内のあちこちに。
ここでムラサキハナナの初見!
びっくりで賞。白たんぽぽ。
あと一歩で賞。
三椏
馬酔木
馬酔木の道を行くと夢想国師作庭の国指定名勝庭園。
椿はあちこちに。
栗鼠もあちこちに。
瑞泉寺の黄梅はじめ早春の花々をいっぱい楽しんで帰路へ。
ここから15分も歩くと鎌倉宮バス停。
鳥居前の河津桜も春らんまん!
ここには、超早咲きの河津桜もあり、12月に咲き始める。今はきれいな葉桜(手前)になっている。
それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!
そろそろ瑞泉寺にと、ずばりですね。
寺社のお庭は、手入れが行き届いていて、それも自然の儘にが何ともの風情です。
偲ぶ気持ちに偽りなし。
あの祠から、姿を現した方はわたくしを諭されました。
ああ・逢いたくとも時期尚速し・・・
一緒に写ってなのに、想いも深まる。
ありがとうございました。
存じ上げてなかった牧野富太郎博士をググって斜め読みしました。
なんと佐川小学校中退で、「日本の植物学の父」と呼ばれ牧野日本植物図鑑ほかの著作もあり、文化勲章も受賞されたとは!
朝ドラを観る価値がある気がします。
黄梅を名づけられたが、モクセイ科の黄梅もあるわけですね。
marboさん、以前に「樹木や花には立札がついている」と書かれていましたが、植物への造詣の深さを感じました!
>江戸時代からの古木で鎌倉市の天然記念物。
これこそ立札を見落としたら、すーっと通り抜けそうですね。
>花弁が細く、雄蕊が目立つ花。梅らしくない。
誠に恥ずかしながら雄蕊と雌蕊を今確認したところです(汗)
生物の授業もきっと寝ていたんでしょう(笑)
>お目当ての黄梅の見頃に出会い、らんまん気分で、境内の花散歩。
それは良かったですね!
マンサクのらんまん賞って言い回しの上では少し苦しくないですか?(笑)
こちらの雄蕊も目立ちますね~。
しだれ梅が素敵です。
うわっ、福寿草が花開いてないところがないみたいですね。
紫花菜は、大紫羅欄花とも諸葛孔明が広めた諸葛菜とも呼ぶのだとか!
う~ん、居眠りを始めそう(笑)
>白たんぽぽ。
これはこれは「びっくりで特別賞」ですね。
三椏は落選ですか?
審査委員さんは厳格です(笑)
馬酔木 (あせび)は馬が食べると 酔って足がなえる、有毒成分があるのですか。
夢想国師作庭、見たいです。
marboさんのブログを拝見していると行きたくなる所が増え過ぎて困ります(笑)
栗鼠があちこちに居るっていいですね~。
>鳥居前の河津桜も春らんまん!
いやー、今生物の授業を受けたら、きっと真面目にメモも取ると思います(笑)
どうも有難うございました。
そうですね。学者を主人公にした朝ドラはなかったですし、見る価値があると思います。学歴なしで世界的大学者になった物語、面白そうです。瑞泉寺の場面があることを期待しています(笑)。
>黄梅を名づけられたが、モクセイ科の黄梅もあるわけですね。
そうです。雲南黄梅とも呼ばれ、鮮やかな黄色です。花が梅の花にやや似ています。先取権は牧野・黄梅の方にあると思います(笑)。
>マンサクのらんまん賞って言い回しの上では少し苦しくないですか?(笑)
マンサクも黄梅同様、花弁が細く、地味なので、”らんまん”という言葉は相応しくないですが、これで満開です。ぼくとしては”らんまん賞”を授与したいですね。
>三椏は落選ですか?
まだ咲き始めということで、”あと一歩で賞”にしました(笑)。落選ではありません。
いろいろ楽しんでいただき嬉しく思います。