気ままに

大船での気ままな生活日誌

昆虫マニアック展

2024-10-03 13:57:36 | Weblog

こんにちわ。

上野の科博で昆虫マニアック展が開かれている。7月にこの看板を見て以来、覗いてみようと思っていたが、夏休み中は子供達でいっぱいだろうからと遠慮していた。ようやく9月に入って、見学することが出来た。

この5人の虫博士がトンボ、チョウ、ハチ、カブトムシ、クモの世界を案内してくれる。それもマニアックな世界を。

夏休み明けで見学者は、小中学生はほとんどいない。高校生以上の若い人が中心で、爺さん婆さんはほとんどいない(汗)

ここは、いつも写真撮影がOKなのがうれしい。爺さんの関心は変わった虫を見てみたい、だったのでその辺りを中心に記録しておこう。

まず、巨大昆虫から。五匹、撮ったはずだが、二匹抜けていた、シャッター無音にしておいたので、気づかなかったようだ。実物標本ではなく、巨大模型です(笑)。

エゾオナガバチ
体を変形させて産卵する様子を再現。
 
ウスバキチョウ
透けたハネを広げて日向ぼっこしている姿を再現
 
オオセンチコガネ
構造色の体を煌めかせて飛ぶ様子を再現。
 
あと二つはギンヤンマのヤゴが下あごでアカムシを捕らえる瞬間を再現。そして、オオナガトゲグモの網上で長いトゲを立てている姿を再現。
 
では、実物の巨大昆虫をいくつか。
 
世界最大のトンボ(上)と日本最大のオニヤンマ(下)。ぼくの子供の頃はオニヤンマはよく見かけましたね。
 
 
世界最大の蛾 ヨナクニサン(与那国蚕)
 
 
世界最大のカブトムシ、ヘラクレスオオカブトムシ
 
 
カブトムシの背比べ。1がヘラクレスオオカブトムシ、2がネプチューンオオカブトムシ
(この標本では2の方が大きいが、平均すると、ヘラクレスが横綱)
 
これは大きさ比べというより美人較べかな。
 
 
美貌の蝶はこちらにも。

 
次は、変わり者比べを。カマキリの中には枯れ枝や落ち葉、木の皮に擬態して餌を待ち伏せる種類がある。その形がバイオリンに似ているものなど観賞価値のある虫が多い。
 
バイオリンカマキリ 枯葉と枝に擬態し、バイオリンにそっくり。本種は攻撃的ではなく、愛好家によってペットとして飼われることもあるそうだ。体長は11cmほど。
 
 
メダマカレハカマキリ 羽や胸の形が、かれた葉っぱにそっくり。また、メスの羽の裏には、名前の由来の目玉模様がある。するめに似ているのでスルメカマキリの異名がある(うそです)
 
これはナナフシ。サカダチコノハナナフシ(逆立木葉七節)。危険が迫ると逆立ちして威嚇するのでこの名がついた。
 
 
ではフィナーレは華やか衣裳で昆虫娘のレビューショー。
 
アケビコノハ 頭をまるめ尾を立てる姿勢が特徴的。
 
 
オオモクメシャチホコ 幼虫の尾脚が一対の細長い突起に変改しており、驚かすと赤いリボン状のものを出し振り回す。
 
 
オオゴマダラシャクトリムシ 全体がヘビそっくりなシャクトリムシ。
 
 
オオバセセリ 葉を真ん中で折り曲げ袋状の巣をつくり、その中に潜んでいることが多い。
 
 
スミナガシ 終末幼虫は立派な角をもつ
 
 
以下はおみやげ売り場で。
 
オオセンチコガネ
 
クロコノマチョウの幼虫
 
蝉の抜け殻 中に成虫の蝉が入っている

 
最後に国立科学博物館のお言葉。
 
国立科学博物館(東京・上野公園)で、7月13日から10月14日まで、昆虫をテーマとした特別展「昆虫 MANIAC」が開催されます。
昆虫は、地球上で報告されている生物種の半数以上となる約100万種を占める最大の生物群です。ほとんどは体長1cmにも満たない小さな生物ですが、体のつくりから行動、能力にいたるまで、その多様性は驚くほど高く、変化に富んでいます。
世界にはまだ見ぬ昆虫が無数に存在しており、身近な環境にすら将来の新種や新発見が眠っています。
本展では、国立科学博物館の研究者による、マニアックな視点と研究者セレクトのマニアックな昆虫標本、最新の昆虫研究を織り交ぜ、カブトムシやクワガタムシといったおなじみの昆虫はもちろん、クモやムカデなどを含む「ムシ」の展示も含みます。ムシたちのまだ見ぬ驚きの多様性の世界に迫ります。(本展では昆虫および陸生の節足動物をムシとして扱います)
 
それでは、良い午後をおすごしください。
コメント (2)
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