気ままに

大船での気ままな生活日誌

イル・デーヴ 夏場所興行

2015-08-29 22:16:57 | Weblog

近くの鎌倉芸術館に、イル・デーヴのサマーコンサートを聞きに行った。すばらしい歌声にうっとりした。

タイトルに”夏場所興行”なんて、茶化したのは、メンバー5人、合わせて500キロの巨体ぞろいで、お相撲さんのようだったから(爆)。実際、グループ名も、英国の人気ボーカルグループ IL DIVO(イル・ディーヴォ)をもじって、イル・デブにしたという。あちらはイケメン揃いだが、こちらはフトメン揃いです、と挨拶でも笑わせていた。

おちゃらけたグループ名でも、実力はすごい。ボーカルの4人はいずれも二期会会員のオペラ歌手で、主役級で活躍されている。コンサートは、まず、ピアニストによる”故郷による幻想曲”の演奏からはじまる。そして、作詞・北原白秋、作曲・山田耕作の名曲、”からたちの花”、”かやの木山の”等4曲が、それぞれの歌手によりソロで、ろうろうと歌われる。1500人の大ホールの隅々まで響き渡る歌声に、はじめての人が多い観衆(司会者がはじめ挙手させた)を驚かす。

そして、ドニゼッテイの歌劇”愛の妙薬”より。序曲のピアノ演奏のあと、”なんてかわいい人だ”、”昔パリスがしたように”など6曲。あらかじめ、オペラのどんな場面か、教えてくれるので、イタリア語の歌唱でも楽しめる。それに、意味なぞ分からなくても、”人体楽器”の演奏を聞くだけで十分。

休憩をはさんで、いよいよ、イル・デーヴ、4人そろってのアンサンブル。”シルビアに(シューベルト)”、”アマリッリ、私の美しい人”、”朧月夜”、”ダニーボーイ”など。やなせたかし作詞、木下牧子作曲の”ロマンチストの豚”と”さびしいカシの木”もとてもよかった。そして、終リは”涙そうそう”と東北大震災の年、震災地でのデビュー曲という、”ピエ・イエズ”。拍手が鳴りやまず、アンコールは”いのちの歌”。これがまた、心に沁みるいい歌だった。

今日は、楽しみにしていた浅草サンバカーニバルの日だったのだが、うっかりして、この日と知らず、前売り券を買ってしまった音楽会だったが、カーニバルに負けない感動をいただいた。

イル・デーヴのメンバー。稀勢関も引退後はメンバー入りしてほしい(爆)

そうそう、午前中は田中将大、味方の大量点もあり、ゆうゆうと10勝目!二年連続、10勝以上と、まずは一安心。

音楽会の帰り、”俺の酔芙蓉”に会ってきた。午後5時近くになるのに、まだ、ほろ酔いの色だった。

とても、いい一日だった。

 

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