気ままに

大船での気ままな生活日誌

イサムノグチ・長谷川三郎/変わるもの・変わらざるもの

2019-03-05 07:59:16 | Weblog

おはようございます。横浜美術館で一月に始まった”イサムノグチ・長谷川三郎”展/変わるもの・変わらざるもの”を二月に見て、三月に感想文を書いています(笑)。

イサムノグチというとまず、思い浮かぶのが、神奈川県立近代美術館のシンボルの彫刻、”こけし”である。それは、はじめ鎌倉本館(カマキン)にあったが、数年前に閉鎖し、現在は葉山館に移設されている。そして、もうひとつ思い浮かぶのが、イサムノグチが山口淑子との新婚生活を北鎌倉(山崎)の魯山人の住居兼仕事場(星岡窯)で送っていたこと。そして、これは、はじめて知ったことだが、彼のはじめての個展が1952年にカマキンで開催された。

一方、長谷川三郎については、何も手掛かりがなかった。展覧会で知ったことだが、彼も神奈川に縁があり、ぼくもよく行く、辻堂に住んでいたとのこと。ノグチは制作の合間、よく長谷川を訪ね、辻堂の海岸を散歩したり、円覚寺で一緒に座禅をしたりしたとのこと。

お二人の作品展を見るのははじめてである。まず、両作家のご紹介を同サイトから。

日米の血を受け継ぎ、洋の東西を越えた世界的視野から芸術を再び人々の生活の中に根付かせようとした彫刻家イサム・ノグチ(1904-1988)と、画家として戦前日本の抽象美術をリードする一方、理論家として西洋近代美術の潮流と古い日本の芸術文化に通じ、両者の共通項を抽象芸術に見出した長谷川三郎(1906-1957)。1950年5月、19年ぶりに日本の土を踏んだノグチと、かねてより彼の作品に注目し、文通をも企図して対話を待ちわびていた長谷川は運命的に出会い、芸術家としての互いの関心事とビジョンが驚くほどよく似ていることを知り強く共鳴します

たしかに、よく似た作風でした。会場内は撮影禁止なので、ここでは、ちらしに掲載された作品を載せる。これらを見てもらえれば、統計と同じで、全体像がほぼつかめるかと思います。ただ、抽出サンプル数がちょっと少ないかな(笑)。1/3もはいらないけどね(笑)。

イサムノグチ

庭の要素 (これは、ロビー展示で撮影可能)

長谷川三郎

これは2016年1月31日、カマキン最後の日のイサムノグチの”こけし”。イサムノグチ・山口淑子夫妻が北鎌倉(山崎)の魯山人宅に寄寓した年に、ちょうど、カマキンがオープンした、という縁もある。

なかなか面白い展覧会でした。

では、みなさん、今日も一日、お元気で!

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