気ままに

大船での気ままな生活日誌

東御苑(2)椿寒桜、見頃へ 三の丸尚蔵館では御即位30年展

2019-03-04 08:39:57 | Weblog

おはようございます。東御苑のつづきです。

梅林坂の見頃の梅を楽しんで、坂を上ると、そこは本丸広場。天守台の石垣の横を通り過ぎようとすると、遠くにピンク色に染まった椿寒桜が目に入ってくる。今回の一番のお目当ての花だったので、一気に上機嫌に(笑)。

椿寒桜に向かう前にほんものの(笑)椿を。いつもたくさんの花を咲かせる椿の女王さま。人気がある。言葉から台湾か中国の方か、写真を撮りあっていた。

そして、その先には河津桜が。満開!

その先の椿寒桜へ向かう。途中、フキの花が。前回はおいしそうだったが(笑)、とうがたってきたかな。

さて、椿寒桜。見事な咲きっぷり!

見頃ですね。椿寒桜はカンヒザクラまたはカンザクラとカラミザクラ(シナミザクラ)の交雑種と考えられている。原木は愛媛県松山市の伊豫豆比古命神社(椿宮)にある。

そういえば、カラミザクラとよく似ている。雄蕊が長い

 

余は満足であるぞよ!お殿様になったつもりで、ここは本丸なのでね。

そして、その近くの琉球緋寒桜はどうか。二本あるが、両方共、咲いていて、一本は見頃へ!

二本並ぶ琉球寒緋桜。色の濃さが少し違う。

手前の琉球寒緋桜。

向こう側の琉球寒緋桜の花。若干、ピンク色がうすく、花の開きが大きい。

休憩所近くの、数本の(通常の)寒緋桜は、まだ蕾であった。大船より遅い。

果樹園の先の林の中のミヤマウグイスカグラ。いくつか小さな赤い花をつけていた。

二の丸方面へ降りて行く道のシナマンサクは満開!

ぼけもぼけずに咲いていた。おいらもがんばれねば(汗)。

山茱萸も満開。新宿御苑ももういいかな。

大満足の東御苑花散歩だった。次は二の丸雑木林の金蘭の咲く頃に来よう。金蘭といえば、陛下が読まれた歌が三の丸尚蔵館で展示されていた。

語りつつあしたの苑(その)を歩み行けば 林の中にきんらんの咲く(平成30年)
(両陛下は日曜の朝、東御苑を散策するのが日課だそうだ)

皇后さまの歌。

生命(いのち)あるもののかなしき早春の 光のなかにゆすりか(蚊)の舞ふ

どちらも、いい御歌ですね。本展(御製・御歌でたどる両陛下の30年)では、ご即位後の両陛下の歌会始における御製御歌が紹介されているが、ほかに、陛下のハゼの研究論文や皇后の童話(まどみちお)の英訳本なども展示されている。

さらに、両陛下が御養蚕所で飼育された古代品種の糸で復元された、”をぐり(又兵衛の小栗判官絵巻)”と”春日権現験記絵巻”の表紙裂も展示されている。両絵巻とも以前、ここで見ている。今回の展示は表紙裂だけです。

をぐり(小栗判官絵巻)2015年7月に展示された。

春日権現験記絵巻 2018年8月に展示された。

巻第19 雪の御笠山と春日奥山 ランブール三兄弟は西洋画ではじめて雪景色を描いたとされるが、それより100年も前に高階隆兼は雪景色を描いている。

すばらしい弥生三月はじめの東御苑でした。

それでは、みなさん、今日も一日、お元気で!

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