こんばんわ。
先日、鎌倉芸術館で映画”ボレロ/永遠の旋律”を見たあと、同館のホールで美術展が開催されていたので寄ってみた。五百住乙人(いおずみきのと)展。ぼくの知らない画家だったが、静逸の中にも温かみのある絵が多く、見入ってしまった。写真撮影も可能だったので記録しておこうと思う。
まず展覧風景を。ご覧のように黄土色を基調とした色彩で落ち着いた雰囲気。派手さはない。
女性、母子、子供をテーマにした作品が多い。画題も人物の行為をそのままに、うずくまる、しゃがむ、はこぶ、とか。
うずくまる
母と子
横たわる女
しゃがむ
運ぶ
表裏二体
友達
花や小鳥の絵もある。花には色彩が入り、黄土色一色の絵の中では華やかにみえる。
ばら
芙蓉
はばたく
いたずらに、絵画の間にギャラリーの外の中庭の竹林を入れて撮ってみた。
おわりに五百住乙人の略歴を。1925年、東京小石川生まれ、1951年に新制作展入選し、同年に脇田和に師事。 1956年に立軌会同人となった後、画廊や三越・高島屋を中心に個展を開催。 1998年には第13回小山敬三美術賞受賞した。
近所のホールで、かつ無料で、すばらしい五百住の作品をたくさん見せてもらい、得した気分。きっとまた、どこかで出会うだろう。
今日の近所の桜。一昨日、開花したばかりなのに、もうこんなに。
ソメイヨシノ
神代曙
では、おやすみなさい。
いい夢を。
明けの三日月。二十七夜月。