こんばんわ。京都の紅葉シリーズ、第6弾となりまする。
令和5年11月29日(晴)
嵐山&宝厳院
京都紅葉の旅、3日目は嵯峨野へ。まずは嵐山から。定番の渡月橋越えで。
司馬遼太郎はこう述べている。”この景観には、大きく弧を描いた唐橋は似合わない。渡月橋はひたすら水平の一線をなしている。それも、橋であることの自己顕示を消しきったほどにひかえめである。この感覚は、桂離宮の軽みにも通じている。また、どこから見ても、景観のなかでは、低めの位置に渡月橋の一線があり、この位置が、黄金分割になっている。”街道ゆく 嵯峨散歩”より
渡月橋を1/3ほど渡り、上流方面(保津川)を眺めると、左に嵐山、右には小倉山が目に入ってくる。
嵐山。まさに錦織りなす光景。
おまんじゅうのような小倉山
保津川沿いを嵐山を見ながら上る。
5分も歩いて、天竜寺方面へ右折。その途中に紅葉の名所、宝厳院がある。ぼくが天授庵と共に”紅葉の宝石箱”と命名している、嵯峨野の紅葉狩りにははずせない天竜寺の塔頭。
宝厳院
受付して、いきなり目に飛び込む景色。すっかり見頃になっている。
嵐山を借景に日本庭園の紅葉。
先へ進む。見事な紅葉が次々に。
ショッキングピンク!巨大なドウダンツツジの紅葉だった。
錦織なす!
茶室で休憩
待つ人々
茶室庭園の紅葉
茶室を出て
本堂には田村能理子の本堂襖絵「風河燦燦三三自在」があるが、今回はパス。
苔と紅葉
ビロードのような苔と紅葉
獅子のような石は?
獅子岩という。ここは、”獅子吼の庭”と呼ばれている。
羅漢さんと紅葉
庭園を回遊して元に戻る。これで終わらない。
獅子吼の庭を出てから、宝厳院紅葉ショーのフィナーレが待っている
塀のおわり近くに門。
振り向くと、見事な紅葉のトンネル。
すばらしい嵐山と宝厳院の紅葉でした。次回は天竜寺の紅葉と竹林をご案内します。
では、おやすみなさい。
いい夢を。