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気ままに

大船での気ままな生活日誌

稀勢、白鵬に敗れる

2012-05-18 18:44:22 | Weblog
今日こそは勝ってもらいたかった。強敵と当たる、後半戦3日つづけて、ボルドーの赤ワインを飲んで観戦した。全部勝った。昨日は、平幕、栃煌山だし、間違いなく勝てると、ゲンのいい赤ワインでなく、キリン一番搾りを飲んだ。それがいけなかった。痛い星を落としてしまった。それで、今日は、またゲン直しに、赤ワインでのぞんだ。ただ、ちょっと気になったのは、スーパーの棚で、隣りのボルドー産でなくチリ産のものを、買い物籠に入れてしまった。

やっぱり、ボルドーにしておけばよかった。


ああ、これで、大混戦。白鵬優勝の目さえ出てきてしまった。


でもね、稀勢の里の優勝確率)90% の旗印はおろしません。
まだ、トップタイ。明日の、ぼくが応援に行く14日目の日馬富士戦に勝てば、一気に優勝だ。明日、稀勢が勝ち、2敗組の平幕の二力士が負ける。白鵬は把瑠都に負ける。そして、単独トップとなり、優勝確率は99%に上がる。これでどうだ、文句あるか。

ただ、心配なのは、ぼくが国技館に行く日は、必ずといっていいほど、稀勢の里が負けるというジンクスがあること。

勝っても負けてもいい。気楽にいけ。ぼくは浅草に泊まって、翌日早朝の三社祭、本社神輿の宮出しから、その後の町内渡御まで追って、景気をつけるのだ。千秋楽で稀勢の里が賜杯を受け取る姿を夢みながら。

これは一昨年の三社祭りのお神輿 (去年は大震災で中止だった)


わっしょいわっしょい景気をつけろ塩まいておくれ 稀勢の里おおおおお それそれ優勝だ~い


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毛利家の至宝/大名文化の精粋

2012-05-18 09:18:13 | Weblog
サントリー美術館・東京ミッドタウン5周年記念として、本展が開かれている。何故、毛利家の至宝展なのか。ここは、元をたどれば、毛利家の下屋敷があったところだそうだ。そうであれば、こんなぴったりな企画はないと思う。お宝たちも、きっと喜んでおられるだろう。

お目当ては、お宝中のお宝、雪舟の”山水長巻”だ。まず、パネルの説明文を読む。メモする。”日本絵画史上の最高傑作のひとつ/大内家の庇護の元に描かれた/毛利家絵師の雪谷等顔に渡され、門外不出となる/67歳の作(汗)/16メートルに渡る、長大な中国の山水風景”。そんなすごい絵なのかと思うと、よくぞ、お江戸までおいでくださいました、とひれ伏したくなる。ひれ伏すと、見えないから、背筋を伸ばして行列のあとにつき、ゆるりとみる。

まず全体をみる、大きな岩山の景色がつづいて、途中で大河か湖のような景色も入ってくる。左端の山々は雪をかぶっているようだ。大胆にして細心というか、岩山などは豪快に、”角々風に”ぐっぐっと描いているのに、松などの葉は一つひとつ、細心に描いている。それに緑や朱などの色も目立たない程度にちょっこちょこと化粧している。霞か雲かというような、ぼあーんとした空間もよござんしたね。そして、何よりもよかったのは、大自然と小さな人間の対比だ。大自然は穏やかな感じというより、怒っているというか厳しい感じ。そんな大自然の中、小さな人間はひっそりと息づいている、そんなイメージをぼくは感じた。

四季山水図だから、時も流れている。春夏秋冬。それはよくみないとわからない。最後の雪山は誰がみても冬だと思うが、その他の季節は紅葉らしきものがあるから秋かなと思うくらいで、日本の四季図のような、劇的な変化はない。でもみる人がみればわかるのだろう。

この隣りに、雪谷等顔の摸本がある。”四季山水図(副本)”だ。毛利輝元の命により模写した。これも国宝になっている。もうひとつ、狩野古信のは重美にもなっていない。コネの差だろうか(笑)。国宝といえば、雪舟の、明で交友した徐の”雪舟送別詩”が面白い。これによると、雪舟は、”雲谷長老”と呼ばれ、こだわりのない、さっぱりした人柄で、絵画も詩もよくした人物だったと書かれている。

そのほか、いくつもの国宝、重文のお宝を拝見し、目の保養をさせてもらった。防府に毛利博物館があるとのことで、今度、訪ねてみよう。

毛利家下屋敷(江戸麻布屋敷)は、檜屋敷とも呼ばれていたそうだ。その庭園の一部が、檜町公園として姿を変えているという。帰りに、その公園に寄ってみた。檜はひとつもなかったけれど、その代わり、ぼくの好きなエゴノキがたくさんあって、みな、白い蕾と花をいっぱいつけていた。



山水長巻











檜町公園








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