井上真央ちゃん主演の朝ドラ”おひさま”もいよいよ最終盤だ。そのあと、10月からは、尾野真千子さん主演の”カーネーション”が始まる。舞台は、だんじりの岸和田だ。だんじり祭りで賑わう、岸和田の街を歩いていると、あちこちに、”カーネーション”のポスターや関連の展示物が現れてくる。
一番、驚いたのは、駅前のアーケード街の中程でみたある光景である。多くの人が、商店街の、あるお店の二階にいる人物にカメラを向けている。誰かが、ボクサー出身の赤井秀和だ、と叫んでいた。よくみると、確かに浪速のロッキーだ、ぼくもカメラをそちらに向けた(汗)。そして、そのお店の看板をみて、あっと思った。”洋裁コシノ”と、ある。それも書き順が逆の右側からだ。”カーネーション”は確か、ファッションデザイナー、コシノ三姉妹のお母さんの物語と聞いている。そうだ、ここがその洋裁店なのだ、偶然、そのお店をみつけて、ぼくは有頂天になってしまった(汗)。隣りのあの人は監督ではないか、という声も聞こえた。そのうち、女優さんみたい人も顔をのぞかせた、ひょっとして尾野真千子さん?ちょっと違うようだ、三姉妹の方かもしれない。赤井さんがひっこむまで、有名人好きなぼくは二階の窓を見上げていた。
帰ってから図書館で週刊新潮をみていたら、岸和田の”洋裁コシノ”は、コシノ(小篠)家の歴史ギャラリーに改装し、オープンする予定だという記事をみつけた。赤井さんはそのために来ていたのかもしれない。ここをロケに使ったのか、赤井さんも出演したのかどうかも不明だ。十月からの放映を楽しみにしたい。とにかくオープニングはだんじり祭りだそうだから待ち遠しい。
さて、物語は、小篠綾子さんをモデルにした、大正から昭和、平成までを”だんじり魂”で駆け抜けた92年の生涯である。綾子さんの人生は、だんじりの、豪快なやりまわしのように”体当たり”の人生だった。”どうして男だけが好きなことできんの?女だって自由に生きたい”と言い、それを実行した綾子さん。”針とはさみをうまく使えば女は美しく見える。それが女たちに喜びを与え、生きる力になる” そう気付いた時からファッションに魅せられ、夢をふくらませていく(NHKの番組紹介から一部抜粋)
さて、小篠綾子さんが住んだ岸和田の街。大正・昭和の時代を想わせる旧紀州街道の街並みや、城下町の風情の残る武家屋敷風住宅街、そして少しレトロな商店街などなど、写真に撮ってきました。もしかしたら、これらもロケ場所になっているかもしれませんね。
コシノ洋裁店はこのアーケードの中程にある
紀州街道筋
カラーマンホール
岸城神社
お城と武家屋敷の風情