作品名 : 不気味の柱
作者名 : 黒鳥 晴男
東京都内で最高齢とされていた男性が実は30年も以前に死亡し、ミイラ化した状態で放置さ
れていたという信じがたい事実を契機に日本中で100歳以上の高齢者の生存の確認作業が
なされていると聞きますが、所謂「所在不明者」が多数いることが分かったと言われています。
現在、私の親族郎党に100歳を超える長寿者は居ませんが、もしそんな環境下にあるとして
も、命ある人間の存在を誰も知らないという現実を全く理解することができません。
例えば、長年使っていた家財道具を最近使わなくなり、いつの間にかその所在が不明になっ
たのとは大違い、生身の人間の存在を誰も知らないことなどあるのでしょうか。
核家族化が進み、人と人との絆が希薄になっているのは事実ですが寂しいことです。
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