今日から遡ること23年前の早朝でした、経験したことのない地響きと揺れを感じ瞬間「飛行機
が落ちてきた」と思ったことを忘れることができません。
すぐ我に返り、隣で寝ていた女房の様子を見ると転倒した鏡台が顔面に覆い被さり鮮血が流れ
出ているのが確認できました。
他にも、食器棚などの家具類が転倒して足の踏み場もない有様にようやく「地震」だったと理解し
たのでした。
戸外を見やると近くのホテルの宿泊客が、毛布を纏って中学校の体育館に向かって避難する姿
がありました。
すぐには何から手を付けたら良いのか、ただただ呆然とするばかりでしたが、先ずは女房を病院
に行かせることにたしたのは好判断だったと思っています。
病院も大混乱のなか適切な処置を施して頂き、後遺症もなく現在があることに感謝をしています。
それ以降は微力ながらも復興の手助けに関われたことに誇りを持って迎えることができた震災記
念日になりました。