何時の場合もそのようですが、災害などがあった後は時間の経過と共に判明する被害の規模
は益々拡大するものです。
この度の紀伊半島の記録的豪雨によるそれも同様のようで、山岳地特有の限られた交通網の
被災による救援活動の困難さ、インフラ設備の被災による情報不足などが自衛隊の皆さん等の
徒歩や空からの救援活動によって徐々に明らかになってきています。
その結果、新たに死者・行方不明者の増加や、孤立している村落が多数あること、決壊すれば
更に大きな被害が想定される土砂ダムが出来ていることなどが判明しています。
多数の生命や財産を喪失した人々の気力の落胆は計り知れないものがあります。
阪神淡路大震災という自然災害の辛かった経験を思い出しつつ、早急に元の平和な紀伊半島
が戻ってくることを祈ります。