風の向くまま、気の向くまま

人生楽しく行こうじゃないか、山よりデッカイ獅子は出ん、何事にも挑戦するぞ!

太っ腹!名古屋の地下鉄

2008-04-08 10:00:51 | Weblog

落語に、商売人とお客の会話のやり取り中に釣り銭を少なくごまかす、と言う話があ
りますが、先日、名古屋の地下鉄の自動発券機が落語の話とは逆に、多めに釣り
銭を出したと言う出来事がありました。

お話のあらすじは、以下の通りでした。

小銭を持ち合わせていなかったお客さんが、1万円札で200円の切符を買ったとこ
ろ9万800円のお釣りが出てきたのです。

本来のお釣りは間違いなく、9千800円が正解で、これくらいの計算は小学生でもで
きるレベルの算数です。

では、なぜこんなことが起きたのか?

第1は、自販機に釣り銭をセットする担当者の単純な不注意

第2に、人間はミスを犯すものと言う前提に立っての自販機製造の際のミス防止対
策の不備

があると私は思うのです。

現実問題として、今の日本には1万円以上の高額紙幣はありません。

従って取引を現金で行う場合に、釣り銭に1万円札を使うことはあり得ないと思うの
です。

それなのに、なにも考えずに1万円札を釣り銭に用意したこと。

また、日本の紙幣は、千円、5千円、1万円と高額になるに従い横幅のサイズが大き
く造られています。

これらの事実から、自販機の釣り銭を収容している箱のサイズを千円以上の札が収
容できないサイズにしておけば間違いは防止できたのではないかと思うのですが・・・

いずれにしても、この種の仕事に携わる人達は、今回の教訓を十分に踏まえて、今
後、同様事故の防止を図って貰いたいものと他事ながら思っています。



一方、スケベー根性丸出しで考えてみる時、もし私がその釣り銭を受け取った乗客
の立場であったならどういう行動を採るだろうかと、ふと考えてしまいます。

ドキドキしながら内心「もうかった!うれし~!」とネコババを決める私と、他方では、
これは明らかに間違いで、困る人がいるのだから正直にその旨を申告せよと言う、
別の私が居て、本音と建て前が交錯する心の葛藤に悩むことになるのではないか、
というつまらないことを考えています。

最近のように殆ど自販機のお世話になることがない生活をしている身には、100%
起こり得ることのない物語に我ながら「アホか~~」と思う平和な花祭りの日です。