オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

トライアンフのエンジンを分解する

2006-11-24 20:43:26 | メインテナンス
 キックが降りなくなったということで分解することになったトライアンフです。最初はキックのギアとかミッションの不具合かなと思いましたがクラッチを外すとキックはスムースに動きました。でもクランクシャフトがびくとも動きませんでした。こうなると分解してみないとどこが悪いか分かりません。シリンダーを外してみたところ右側のコンロッドとクランクシャフトが固着してました。ビックエンドの焼付きです。

 トライアンフの場合クランクシャフトのオイルラインにスラッジが溜まるようになっているのでクランクシャフト内部からメタルにオイルを送る小さな穴スラッジで詰まると焼きつきます。このエンジンもスラッジが溜まっていました。構造上何万キロか走るとオーバーホールが必要になってきます。また日常のメンテでは1,000kmくらいにこまめなオイル交換をした方がいいです。




国産のクラシック、数の少ないオートバイなどは不具合の原因がわかっても部品があるか心配になるところですがトライアンフは安心して分解できます。でもMORGOの750ccのシリンダーがついている!?

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