オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

ドカティF1の思い出

2008-03-22 19:49:49 | クラシック
 私が以前に乗っていたドカティF1の1型です。店を始める時にやむなく手放しました、でも車のクラブの仲間に譲ったのでずーっと身近にあります。手に入れたのは20数年ほど前。その頃、ドカティは存亡の危機に立っていました。雑誌にはエンジンだけを供給するようになるという記事も出ていたりして、デスモの45に乗り始めてから、ドカに惚れこんでいた私にとっては一大事。村山モータースまで出かけていき、笹塚店に有った3000kmほど走ったこの車両を買いました。

 買って受け取ったときが最初の走行。きついポジション、固い操作類。首都高、東北道とドキドキで走ってきたことを覚えています。この前書いた那須方面、日光方面、良く走りました。宮城に東北のドカティのクラブを作って活動していたTさんの仲間に入れてもらってミーティングで牡鹿半島のコバルトラインを走りに行きました。

 楽しいのはなんといってもコーナリング。車体をバンクさせていく感覚が素直でなめらか、どこまでもどこまでもバンクしていくような感じはそれまで味わったことはありませんでした。デスモ45でコーナリングの楽しさを知り、オートバイはコーナリングだと深く思わせてくれたオートバイです。

 80年代後半から90年代初めまでオートバイより車(ミニ)に熱中しましたが、再びオートバイに熱を帯びるきっかけになったのもこのF1走りのおかげです。唯一心残りなのはサーキットを走ることが無かったことです。


 この時代が一番ドカティが好きな時でした。99年式?最後のキャブのモンスターに乗って以来それ以降のモデルは全く興味がなくなりました。
歴代ドカティの中でこのロゴが気に入ってます。

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