オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

よくだますイグニッションコイル

2009-01-28 18:39:14 | メインテナンス
 突然エンジンが止まって動かなくなる。プラグの火花を見ると出ている。燃料がいっていないんじゃないかとキャブレターをばらして掃除したらエンジンがかかるようになった。『やっぱりキャブだったか』と思って、しばらくするとまた止まる。透明のフューエルチューブだったりすると空気が入っているのが見えてきっとフューエルコックに違いないと外して掃除。またエンジンがかかる。『コックだったんだ』これで解決!。しかし、しばらくするとまた止まる。これを何回も繰り返して絶望感を味わう。

 何台も修理をやっていると、プラグの火花は当てにならないことを知らされます。コイルの抵抗を測って調べることもできますがこれもダメなときがあります。テスター(アダプターが必要)で一時電圧を測って100V以上出ていれば間違いなくイグニッションコイル。

 点火系電装(コイル、コンデンサー、ぽいんと)の不調の初期は暖まるとダメになって冷えると復活します。動かなくなって、キャブレターを掃除などして時間がたつうちに、冷えてかかるようになるわけです。焦ってキャブレターやコックを交換したりしないように。



ベスパのイグニッションコイル。ファンのカバーを外せば取り外せるので自分でもできます。

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