ミッション屋さんごめんなさい

　ハスクバーナＳＭ５１０ＲとＳＭ６１０の性格を変えているものの大きい要素はミッションです。５１０でツーリングへ行ってクルマの流れに乗って走っているとエンジンの回転が高めのような気がしてシフトアップをする、しかし既にトップになっている。これを何度も繰り返してしまいます。その点６１０はロードユーズの設定なのでそういう時は気持ちよく走れます。ちょっと早めの車の流れくらいがちょうどいい感じで、これで今年の夏は北海道へ行ってみようかと思うくらいです。もちろんスポーツ走行、ワインディングへ行った時などは５１０はバッチリです。

　昔、クルマ関係にいたときはミッションなんてエンジンの一部くらいにしか思っていませんでした。ミッションはクルマやオートバイの走りの性格を左右する重要なもの。ミッション屋さん、ごめんなさいね。


　この写真はミッションとは関係ありません。５１０にオプションのキックアームをつけるためにカバーを外したもの。（５１０，６１０はセルオンリー）ここのところトライアンフやＢＳＡをいじっていたのでギアや部品の精密さにホレボレしてします。

シリンダーボーリング

　当店ではハスクバーナ、トライアル、英車を中心に扱っておりますがそれ以外では国産車、外車それぞれの現行車の車検、修理などを行なうことが多いです。クラシックなオートバイを持っていても普段の足として国産車に乗っている方も多いと思います。そういう方も当店をご利用ください。


　マフラーから白煙が出るようになった国産リッターバイク。ピストンクリアランスが大きくなっていました。オーバーサイズのピストンを使ってシリンダーをボーリングというのが普通ですがこのエンジンとして限界まで排気量がアップされているようで、ライナーが薄くオーバーサイズが設定されていませんでした。ライナーを入れ替え、元と同じサイズの新品のピストンにあわせてボーリングして使います。もったいないですが仕方がないですね。この作業はエンジン加工屋さんにお願いします。