オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

シビックです

2006-12-28 20:13:03 | クラシック
 “クルマ文化”展の中のホンダシビックです。RSですね。当時の他の大衆車はほとんどがノッチバックで今見ると時代がかった形に見えますが、シビックはそうは感じません。というのはヒイキ目でしょうか?私はこの車の車体の一部を設計していたのでなお更ですが。この形は当時のホンダの軽自動車からの流れのものでその最初の軽自動車はMINIをお手本にしたものでした。中に入ってはトレータイプのインパネ、作っている方が見ても新鮮でした。これもミニのアイデアが生きています。開発者の中にミニに乗っていたり、ルノー8ゴルディーニだったり、もちろんS6,8なんていう人もいて車好きな人が多かったですから。いまでは1台に車の開発には設計ののところだけでも何百人という多くの人が関わっているでしょうが当時は小さな会議室にチーム全員が入ってしまうほどでした。チームの連絡会でプロジェクトリーダーが「このクルマが失敗するとホンダは4輪から撤退する」ということを話しました。その言葉に緊迫感を感じたものでした。この車を見るとそのことを思い出します。このクルマはそういうクルマなのです。



昨日ブログが見られなかったのはブログの会社のサーバーの不調によるものでした。自分のパソコンがおかしくなったのかと心配しましたがよかったよかったです。