オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

ビッグシングルは楽し

2005-04-07 20:52:35 | ノンジャンル
 ビッグシングル!まさしくオートバイのエンジンって感じでいいですね。エンジンの爆発する感じを味わいながら走るのは本当に楽しいものです。
 しかしエンジンをかけるのが大変で、、、という人もいるかもしれません。わたしもBSAのB50に乗り始めたときは大変でした。何10回もキックしてもかけられず、たまにケッチンが来て足が折れてしまうんではないかと思うような思いをしたこともありました。掛かりが悪いということでどこかがおかしいのではないかと、電装系、キャブレター、エンジンの圧縮、等々いじり回したことがありましたが何も変わりませんでした。小排気量車の場合、キックを踏んで一番重いところ(圧縮上死点)を出してそこから一気に踏みおろすということで掛けられますが、ビックシングルはそうはいきません。
 そこでピストンの位置がどこだったら一番かかり易いかと試してみました。一番重いところ、上死点前の圧縮工程。これはいやというほどやってみたがダメだったです。そこを過ぎた爆発工程、ピストンが下がってあがる排気工程、そして下がる吸気工程。そこでついに掴みました。この吸気工程からキックをすると、ものの見事に一発で掛けられるんです。キックアームでいくと一番重いところから90°位下げたところがそこです。足でキックアームを踏んで重いところを探り出し、デコンプでキックアームをすこし下げて、再度アームを上に戻しそこから一気に踏むと拍子抜けするほど軽く掛かります。
 エンジンの冷えているときはチョークやティクラーを使い、決してスロットルを開けないでやることは言うまでもありません。これは古いのも新しいのも同じです。これでビックシングルがますます楽しくなりました。


XR600、これも同じ要領でらくらく掛けられます。