オートバイ道草記

オートバイを一生の趣味とする人のために

クラシックバイクを手に入れ楽しむ

2005-03-29 12:59:44 | クラシック
 クラシックな車やオートバイを楽しむのにはまず実車を手に入れないと始まりません。でもそこが最初の壁ですね。そこで車種を選ぶとき、気に入った車種が欲しい。年式はこれで、色はこれで、程度は良くて、オリジナル状態か、改造していないか、転倒はしていないか、事故車じゃないか、錆は無いか、故障はしないか、何km/hrで走れるか、保証はあるか、、、などいろいろ気なることが多いと思いますが、こういう基準で探すとなかなか見つかりませんね。
 私は車も大好きで、クラシックな車を探した時がありましたが、クラシックなものがどんなものか分からず、このような見かたで探していました。目当ての車を何台も見ましたが結局気に入ったものが見つからず、クラシックカーの世界には入れずじまいでした。オートバイのほうは、ボロボロなのをレストアすることから乗り始めたので、すんなりクラシックの世界に入ることができました。そこで細かいことにこだわることは全然意味が無いことを知りました。そして今、BSAのB50を楽しんでいます。これまで乗った古いオートバイの中ではとても気に入っております。B50を最初に見て格好いいと思う人は少ないでしょうね。この実車は良く見るとフロントフォークも曲がっていたしフレームのエンジンの下の部分が凹んでいたし、だいぶ使い込んだようで、決して程度がいいという物では有りませんでした。定番のオイル漏れもあったし。でも、悪いところを直して乗り始めたら、、500cc単気筒の魅力にどっぷりはまってしまいました。もっと古い名車といわれるものにもいろいろ乗りましたが、これほど自分の感覚に会うものはありません。
 クラシックは(新しいのも)、乗ってどれだけ楽しいかが大事なので細かい実車の状態にとらわれずに、クラシックバイクの世界に入ってきて欲しいと思います。乗るにあたって大切なのはオートバイを快調に維持できる環境に有ること、簡単なことは自分で直すことができるようになっていることです。

憧れの'63 Mini CooperS "The Works Mini"より