鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

大糸線紀行2010冬 白銀輝いて

2010-01-18 | 大糸線紀行

 凍てつく朝。JR西日本大糸線遠征3日目の1月11日、南小谷の空は晴れ渡っていました。
 前日と打って変わって、道も車の窓ガラスも凍りついています。午前6時30分、宿の人の「凍っているから、滑らないように」との声を背に受けて、宮本へ向かいます。これだけ晴れていたら狙いは一つ。アルプスバックに走るキハ52を撮ることです。

 ポイントに着くと数人の方がおられますが、場所は広々としており気に入ったところに三脚を立てます。一番列車の往復を撮影しますが、陽はまわっておらず、まだまだ暗い写真です。朝食と宿のチェックアウトのため、次の列車までこの場所で待機するという方にお願いして三脚を立てたまま、いったん引き揚げます。
 再び戻って、三脚を見ていてくださった方にお礼を述べ、あたりを見回すと周囲はすっかり陽光が当って美しく輝いています。

 南小谷行き426Dを後追いで撮るのはもったいないと思い、カメラをぶらさげて宮本神社の前のスノーシェードが見える地点へ出かけました。すると、バリバリの順光で背後の山も線路の周囲も真っ白に輝いています。スノーシェードの上にもケーキの生クリームのような雪が載っています。
 「白銀」というのは、まさにこういう風景を言うのだと喜びで心が満たされます。

 先にきておられた方の間にお願いして立たせてもらい、手持ちで狙います。
 やって来たのはキハ52-125。大糸線キハ52、3両の中では最も地味な色彩の車ですが、さすがに鮮やかな色に見えました。ズームのテレ側でシェードを抜けたところを撮り、さらに手前に引きつけてワイド側でも撮りました。陽がかげることもなく、本当に美しい写真となりました。

2010-1-11 JR西日本大糸線 中土-南小谷 キハ52-125 南小谷行き426D
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,190mm,ISO 200
1/500秒,f7.1段,+0.7段,WB:晴天

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コメント (4)
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