鉄ある記

鉄道写真を中心に、京都の街角の情景なども写真で紹介していきたいと思います

大糸線紀行2010冬 美しき雪景色 小滝-平岩

2010-01-20 | 大糸線紀行

 3日間のJR西日本大糸線遠征もそろそろ終盤に差しかかりました。
 夕方、糸魚川を出る特急「はくたか16号」で帰途につかなければなりません。なので、午前は南小谷、そして正午前後は北小谷と徐々に撮影ポイントを北に上げて来ました。これから撮影できるのは、最後の糸魚川での駅撮りを除くと、よくて一往復半です。幸い天候は新潟県に入っても晴れています。これまで長野県側は晴れていても新潟県内に入ったとたん曇ったり雨が降ったりすることが多かったので、これはラッキーです。

 どこで撮ろうかと考えながら国道148号線を北上します。平岩駅周辺の橋梁か、小滝かと考えながらロケハンしていると、平岩-小滝の姫川沿いの景観が目に飛び込んできました。トンネルの先端に突き出したスノーシェードから出た列車が小さな橋梁を渡って山の斜面を巻くようにしながら平岩へと向かう地点です。

 実は初日にも撮影した所ですが、その時は山の影になり車両もキハ52-125だったので、なんともくすんだ写真にしかなりませんでした。ところが、今回はあたり一面ピカピカです。しかし、糸魚川方向の車線では車を止める余地がありません。そこで、いったん長いトンネルと洞門の連続する道を小滝まで走り、Uターンして戻ることにしました。片道約6キロ、距離と時間の大幅なロスですが、それでも列車の通過時刻まで十分な余裕があります。小谷方向への車線わきには何か所か駐車スペースがあるので、もっとも自分がきれいだと感じた場所に止めました。

 残念ながら、太陽の位置から次の南小谷行きではサイドまで日が回りません。正面にのみ光線が当たります。この列車の折り返しならばサイドも光線が当たるのかも知れませんが、もう一か所どうしても行きたい場所があるので、ここでは1本だけで我慢します。それにここで糸魚川行きを撮影しても、私の狙いのポイントでは後追い気味か真横の撮影になってしまうので、イマイチです。

 同業の方お2人と話をしながら、しばらく待っていると首都圏色のキハ52-156がゆっくり、ゆっくりやって来ました。あまりにも低速(ご一緒に撮影した方いわく「時速15キロ」!)なため、連写モードで撮影すると、ほとんど車両が同じ位置での写真が何コマもできてしまいます。そこで、連写はやめて1コマ1コマ、こちらもゆっくりシャッターを切りました。
 明るい雪景色の中、小さくとも「タラコちゃん」の存在感は十分ですね。

2010-1-11 JR西日本大糸線 小滝-平岩 キハ52-156 南小谷行き430D
Nikon D700,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,80mm,ISO 200
1/320秒,f9,+0.3段,WB:晴天

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コメント (2)
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