芸がなく恐縮ですが、4日にJR西日本湖西線のおごと温泉駅で、非パノラマ雷鳥撮影の練習電として撮った湘南色の113系をアップします。
2日といい、この日といい湖西線の撮影ポイントに着いていきなり現れる、今や貴重な113系。この慣れ親しんだかぼちゃ電車がやってくると、ほっとします。
全国的に稀少となりつつある113系・115系の中にあって、原色であるこの鮮やかな色彩の編成を京都近辺で撮影できるのは、幸せです。
しかし、この幸運もいつまで続くのでしょうか。3月のダイヤ改正で「北陸」「能登」がなくなり、「雷鳥」がわずか1往復に減少、大糸線ではキハ52が引退します。その陰であまり話題になっていませんが、JR西日本京都支社のプレスリリースによれば、山陰線京都口で長年活躍してきた113系、115系をすべて「JR以後の車両」である221系、223系に置き換えるとうたっています。
3月13日以降、山陰線京都口から完全に113系、115系が消えてしまいます。残るは湖西線、草津線の運用だけでしょうか。しかし、それも225系の新製によって223系、221系の玉突きが起きるでしょうから風前の灯だと思われます。特にアコモ改造ではない湘南色車は、行く末が危ぶまれます。
こうして書いていながら悔やまれるのは、数年前まで東海道、山陽本線を疾駆していた12連の113系を撮っていないことです。ブルーの201系さえ撮りませんでした。非鉄の時代だったと言えばそれまでなのですが、あまりに身近でいつも乗れる、いつでも撮れると思っていたところが・・・。あれよあれよ、という間に姿を消してしまいました。
本当に記録というものは、ふだんからしておくものだと痛感するこのごろです。
2010-1-4 JR湖西線おごと温泉 1827M 113系C13編成
Nikon D300,AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8G ED VRⅡ,92mm,ISO 200
1/800秒,f6.3,-0.3段,WB:晴天
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