ダーリン三浦の愛の花園

音楽や映画など徒然なるままに書いてゆきます。

明日のためにその139-舞妓はレディ

2015年07月08日 | 邦画
なかなか楽しめる一品。

京都、祇園町。
日本を代表する花街である。
歩き姿も美しい「舞妓さん」「芸妓さん」
その姿に見入ってしまうのは殿方だけではないだろう。
しかし彼女達に憧れてそれを目指す人は年々少なくなっていると言う。
京都の町を歩いて出会う「舞妓さん」の殆どは「舞妓体験」で旅行客がなっていると言う。
今回紹介する映画は「舞妓はレディ」
舞妓さんに憧れ、それを目指す女性の物語である。
ストーリーを紹介しておこう。

両親を早くに亡くし、鹿児島生まれの祖父と津軽生まれの祖母にそだてられ二つの方言を話す春子。
彼女は母が芸子だったこともあり、芸子になるべく京都の下八軒の御茶屋をたずねる。
しかしあまりに訛りがひどいので一旦は断られることとなる。
だが彼女に興味をもった御茶屋通いを続けている大学教授は彼女に興味を持ち、必ず訛りを直し舞妓にしてみせると豪語する。
春子と教授は早速訛りの改善からはじめることにするのだが.......

監督は周防正行。
いわずもなが現代日本映画の名監督である。
ちょっと気になるのがミュージカル仕立てになっているのだが、そこの部分がちょっといただけない。
半端な感じがある。
しかしラストは耳に残るメロディーが秀逸な「舞妓はレディ」と言う曲で終る。
最近この曲が妙に気になっている。
それだけキャッチーなメロディーラインだったのであろう。
気軽に観られる良い映画なので観ることをお勧めする。

2014年日本製作、カラー135分、2014年9月日本公開、監督:周防正行