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http://mylibrary.maeda1.jp/0482WorldRank1.pdf
(世界ランクシリーズその1)
(世界平均は1.1%増、日本は▲0.1%の人口減少国!)
3.人口増加率
(表http://rank.maeda1.jp/1-T01.pdf参照)
(図http://rank.maeda1.jp/1-G02.pdf参照)
全世界の人口は77億人強であり昨年と変わりはないが、2010年から2019年の年間平均増加率は1.1%である。同期間の米国(+0.7%)と中国(+0.5%) の増加率は世界平均を下回っているが、日本は人口減少が続いており過去10年間の年間平均減少率は▲0.1%である。UNFPAの統計を見ても人口が減少している国は世界的に少なく、先進国ではイタリアくらいであり、減少率が1%を超えるシリア(▲1.4%)の場合は内戦による避難民の増加が原因と考えられる。
中国と並ぶ人口大国のインドの増加率は1.2%であり、この趨勢が続けばいずれインドは中国を追い抜き世界一の人口大国になるものとみられる。中東諸国は人口の増加率が高く、サウジアラビアは2.4%、エジプト2.1%と2%を超える高い増加率を示している。またトルコ(1.5%)及びイラン(1.2%)も世界平均を上回る増加率である。中東は出生率(合計特殊出生率)が高く、例えばイラク4.2人、エジプト3.1人、スラエル2.9人など世界平均(2.5人)を上回る国が多い。これに対して日本(1.6人)、米国〈1.9人〉、中国(1.6人)などは中東諸国よりかなり低く、世界平均を下回っている。中東は従来から多産多死の傾向があったが、医療保健システムが進歩した結果、乳幼児の死亡率減少と老齢人口増加という二重の要因が重なり高い人口増加率を示していると言えよう。
(世界平均は72歳、80歳を超える日本、イスラエル、米国!)
4.主要国の平均寿命
(表http://rank.maeda1.jp/1-T01.pdf参照)
(図http://rank.maeda1.jp/1-G03.pdf参照)
世界の平均寿命はすでに70歳を超えており72歳である。日本の平均寿命はこれを大きく上回る84歳で、イタリア、スイス、シンガポールと並び世界最高水準である。今や平均寿命が80歳を超える国は珍しくなく、米国の平均寿命も80歳である。これに対してインドは69歳にとどまっている。
中東は国によって格差が見られ、イラン、トルコは77歳、サウジアラビアは75歳と世界平均を上回っているが、エジプトは世界平均と同じ72歳であり、イラクの平均寿命は70歳である。
(完)
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