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http://mylibrary.maeda1.jp/0535WorldRank7.pdf
(世界ランクシリーズ その7 2020年版)
(世界上位10カ国のうち7カ国がMENA!)
3.軍事費のGDP比率
(図http://rank.maeda1.jp/7-G02.pdf 参照)
各国のGDPに占める軍事費の比率を見ると、世界1位は中東のオマーンであり、その比率は10.9%である。2位も同じ中東のサウジアラビアでGDP比率は8.4%である。3位以下10位までの国とその比率はそれぞれ以下のとおりであり、15位までがGDP比率4%を超えている。
アルジェリア(6.7%)、クウェイト(6.5%)、イスラエル(5.6%)、アゼルバイジャン(5.4%)、ヨルダン(5.0%)、アルメニア(4.9%)、モロッコ及びロシア(4.3%)
上位10カ国の顔触れを見ると中東が5カ国、中央アジア及び北アフリカが各2カ国、東欧が1か国であり、中東・北アフリカ(MENA)諸国が多い。その他も中東と隣接したユーラシア地域にあり、世界の紛争地帯の国々が過大な軍事費を負っている姿が浮かび上がる。地域の大国であるトルコ、イラン及びエジプトは軍事費総額ではそれぞれ世界16位、18位、45位であるが、GDP比率はトルコ2.8%、イラン2.2%、エジプト1.2%で、世界順位はそれぞれトルコ30位、イラン43位、エジプト100位である。
その他の主要国を見ると米国は3.7%、インド2.9%、韓国2.8%、英国2.2%、中国1.7%などである。日本のGDP比率は1.0%、世界120位であり欧米先進国の中でも最も低い水準である。
(続く)
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