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http://mylibrary.maeda1.jp/0500ImfWeoApr2020.pdf
(GDPトップに躍り出た中国!)
3.2020年の世界及び主要国のGDP (Current Price)
(表http://menadabase.maeda1.jp/1-B-2-09.pdf 参照)
(表http://menadabase.maeda1.jp/1-B-2-12.pdf参照)
(図http://menadabase.maeda1.jp/2-B-2-03.pdf 参照)
IMFによれば今年の世界のGDP(at Current Price)総額は138兆ドルの見込みである。このうちG7は40兆ドルで全体の29%を占め圧倒的な存在感を示している。EUのGDP総額は18兆ドル(全世界の13%)、ASEAN5か国は8兆ドル(同6%)である。
国別では2020年のGDPの世界ベストテンは中国が世界トップ(28兆ドル)で全世界に占める割合は20%、同国一国だけで世界のGDPの5分の1を生み出している。中国に次ぐGDP大国は米国の20兆ドルであり世界全体の15%を占めている。前回までの統計では米国がトップであったが、今回中国にその座を譲っている。この2か国が世界で突出しており、今後米中間の経済摩擦が一層激しくなることは間違いないであろう。
第3位はインド(11兆ドル)で日本はこれに次ぐ世界第4位5.5兆ドルである。日本のGDPは中国の5分の1あるいは米国の3分の1にとどまっている。第5、6位はロシアとドイツ(ともに4.2兆ドル)であり、7位から10位にはインドネシア(3.8兆ドル)、ブラジル(3.3兆ドル)、英国(3兆ドル)、フランス(2.9兆ドル)の各国である。因みにEUのGDPは18兆ドルであり、世界第3位に相当する。
11位から20位まではメキシコ、韓国、トルコ、イタリア、サウジアラビア、カナダ、スペイン、エジプト、イラン及び台湾の各国である。中東諸国ではトルコが世界13位、サウジアラビアが世界15位、イランが世界19位にランク付けされている。このほかの中東諸国で世界上位に入っているのはUAE(世界34位)、イラク(同35位)、イスラエル(同53位)の各国である。
(続く)
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