石油と中東

石油(含、天然ガス)と中東関連のニュースをウォッチしその影響を探ります。

エネルギー価格高騰で過去最大級の利益:2022年4-6月期五大国際石油企業決算速報 (2)

2022-08-09 | 海外・国内石油企業の業績
  1. 各社の業績概要(続き)

表1-D-4-22a「2022年4-6月期国際石油企業の業績(売上、損益)」参照。

表1-D-4-22b「2022年4-6月期国際石油企業の業績(キャッシュフロー、設備投資)」参照。

表1-D-4-22c「2022年4-6月期国際石油企業の業績(原油・天然ガス生産量)」参照。

 

(下流部門に強いShell!)

  1. Shell

プレスリリース:

https://www.shell.com/investors/results-and-reporting/quarterly-results/2022/q2-2022.html

(1)売上・利益・利益率

 Shellの2022年4-6月期は売上高1,001億ドル、利益180億ドルで売上高利益率は18%であった。前期(1-3月期)との比較では、売上高は19%増、利益は2.5倍であり、また前年同期(2021年4-6月期)比では売上高は3倍、利益は5.3倍である。

 

 売上高、利益ともに前年同期比で大幅増加であるが、その主要因は他社と同様エネルギー価格の上昇と需要回復によるものである。

 

(2)キャッシュフロー及び設備投資

 今期の営業キャッシュフローは187億ドル、投資キャッシュフローは▲62億ドルであり、フリーキャッシュフローは124億ドルであった。また財務キャッシュフローは▲112億ドルであり、この結果、3月末のキャッシュフロー残高は前期横ばいの390億ドルとなっている。

 Shellの4-6月期設備投資は67億ドルであった。

 

(3)原油・天然ガス生産量

 Shellの4-6月期原油・天然ガスの生産量は、日量平均で原油133万B/D、天然ガス34億立法フィート(cfd)であった。天然ガスを原油に換算した原油・天然ガス合計生産量は192万B/Dである。

 

(続く)

 

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        前田 高行         〒183-0027 東京都府中市本町2-31-13-601

                               Tel/Fax; 042-360-1284, 携帯; 090-9157-3642

                               E-mail; maeda1@jcom.home.ne.jp

 


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