熊本市議会議員なすまどか~まどかレポート

熊本市政、国政(平和、雇用など)、趣味のスポーツ、料理などなど・・・
熊本市議会議員 那須円(なす まどか)の活動日記

うちの猫

2008年09月29日 | うちの猫

うちの前で事故にあって動けなくなった猫を
見つけたのは2年前のことでした。

動物病院につれていったらなんと
首の骨がおれているとのこと…。
「自由に動くことは難しい」とお医者さん。

でも、猫の可能性を馬鹿にしてはいけない!

今では、
僕が家に帰ってくると、後足の力だけで、
動かない前足をピンと前につきだして、
雑巾がけスタイルで寄ってくる。

  

 そんな、うちの猫です。


広がるワーキングプア~派遣労働の規制こそ必要

2008年09月26日 | 青年の雇用・就職問題

国税庁が公表した統計調査によると、
年収200万円以下の給与所得者の人数が
昨年に続き1000万人を超えました。

2007年で1032万人。
1年間で10万人増えたことになります。

「一生懸命働いているのに、いっこうに暮らしが楽にならん!」
との思いをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

国民全体の所得が下がったかというとそうではなく、
年収1000万円を超える階層は合計で
8万4000人の増加となり、格差の拡大がなお進んでいます。

グラフ

上のグラフは年収200万円以下の方の推移です。
派遣労働が原則自由化された1999年あたりから、
急速に増えていることがわかるかと思います。

当時の派遣法改悪には、『多様な選択肢を確保し、
雇用の安定を図る』との理由で、自民・公明といっしょに、
民主党や社民党も賛成しました。

法改悪により、製造工場などあらゆる場所への派遣が可能となり
その結果、多くの労働者が低賃金・短期雇用の非正規雇用形態に
追いやれました


派遣労働の原則自由化は、労働者を無権理状態においこむもので、
政治の力で規制する必要があります。

この問題は党派を超えた取り組みにすすめていく必要がありますが、
とりわけ、派遣法改悪に唯一「待った」をかけた政党として、
派遣労働の規制など、安心して働くことができるルールづくりを
進めていかなければと思います。


熊本産院廃止決定…残念でなりません

2008年09月21日 | 熊本市政のおはなし

9月18日市議会最終日。
「熊本産院」の存廃についての結論がくだされました。

結論は、産院廃止…残念で、無念で、言葉が出ません。


直前になって、廃止の期日を「9ヶ月先に延ばす」との
修正動議が自民党16名、くまもと未来10名の連名で
出されました。

つぶすことを前提に、廃院の日を9ヶ月先延ばしにして
なにになるのか…。
現場の意見も聞かない意味不明な修正動議でした。


私自身は、存続の立場で反対討論を行いました。
①熊本産院は残すべき価値のある役割を担っていること
 ・母乳育児を通じて赤ちゃんのやさしい心を育んでいる
 ・地域の産科医の育成にかけがえの無い役割をはたしているなど
②産院廃止・市民病院と一体化で機能強化につながらないこと
③12万筆の存続署名こそが市民の声であり、民意に従うべきであること
などを述べました。

結果は産院廃止条例に、
賛成…自民党(16名)、くまもと未来(10名)、市民連合(7名)
反対…共産党(3名)、自由クラブ(1名)、公明党(7名)、市民連合(3名)
という結果で、廃止…。


不安定な経営、施設の老朽化、年間2600万円の赤字…
廃止の理由をいろいろ並べた幸山市長。

本当にカネがないのでしょうか?

駅前の再開発事業費は、128億円→180億円→205億円
といつのまにか大膨張。

再開発には億単位カネがつぎ込まれる一方で、
数千万の赤字に目くじらを立てる理由がわかりません。


産院問題は「心をとるのか」「カネをとるのか」の選択。
保健福祉委員会で参考人が投げかけた言葉です。

「カネをとる」を選択をしてしまった市議会の決断が、
愚決であったことが今後の歴史の中で明らかになるかと思います。


まだまだあきらめず、できることに取り組んでいきたいと思います。


自民党総裁選挙

2008年09月15日 | つれづれ日記

10日に告示された自民党総裁選挙。
連日のようにニュース番組やワイドショーで
取り上げられています。

でも、多くの国民にとっては投票する権利も無いこの選挙。

ひとつの政党のトップを決める選挙を大々的に取り上げる
メディアのあり方に疑問を感じてしまいます。

いま国民が最も知りたいと思っていることは、
福田政権が結論を出せなかった問題を
各政党はどのように考え解決しようとしているのか。
このことではないでしょうか?

例えば、
後期高齢者医療制度を中止せよの声にどうこたえるのか?
日雇い派遣の規制をはじめ非正規雇用の改善をどうすすめるか?
燃油や食糧の高騰からどう暮らしや営業を守るのか?

解散総選挙も近々という時期だからこそ、こうしたことを知らせる
ことが大切だと思います。

総裁選挙の盛り上がりはいまひとつのようです。

演説姿も顔面アップのアングルが多いと思いませんか?
ひいたアングルでは報道できないほど、実は人がいないのではないかと、
勝手な想像をしてしまいます。

いずれにせよ、10月投票もささやかれている総選挙。
全力でがんばりたいと思います。


蒲島知事の英断~川辺川ダム白紙撤回!

2008年09月12日 | 県の政治や国の政治

川辺川ダムの白紙撤回を知事が表明しました。

「洪水から市民の財産を守ることも行政の大切な役割。
しかし、流域住民の話を聞いてきたなかで、
球磨川そのものも守るべき財産ではないかと思うにいたった…」

まさしく流域住民のおもいと知事のおもいが
重なったことをあらわす象徴的な言葉だったと思います。

私も、県議秘書時代、当時の松岡徹県議とともに毎議会のように
ダム建設反対の質問を準備し、人吉・球磨地域に足を運んだ日々
を思い出し、胸をあつくしました。

総事業費4000億円を超える国の事業に対し、
首長が白紙撤回を表明したことの意味は大きい。

蒲島知事の決断に心から感謝すると同時に、
潮谷前知事の果たした役割、
さらには42年間ダム建設反対を貫き、運動を進めてきた
全ての住民の方々に心から感謝したいと思います。


一般質問が終了…

2008年09月10日 | 熊本市政のおはなし

本日で一般質問は終了。

多くの質問者が産院存続の是非に触れました。

共産党市議団は、ますだ牧子議員が一般質問をおこない、
産院存続の立場で質問を行いました。

市長は、廃止の立場をあくまで崩さない答弁に終始。

詳細は毎週発行しています「市議会だより」などでも
お知らせします。

今度は、金曜日の委員会に向けた準備をつめていかねば…。


今夜もキュピーコーワゴールドを一粒ゴクリ。
最終日まで気を抜けない日は続きますが、がんばります。


うれしいお知らせ!国保の低所得者減免が実現!

2008年09月08日 | 熊本市政のおはなし

高すぎる国民健康保険料。
「払いたくても払えんバイ!!」との
声が私たちのところにも寄せられています。

   

国保料が払えずに保険証が手元にないご家庭が
熊本市内で9000世帯にのぼっている状況です。

私たち日本共産党は「所得の格差が命の格差」に
ならぬよう「所得に応じ低所得者減免を!」と議会で
求めてきました。

そのような中、今議会では国保料の低所得者減免が
実施されることが明らかになりました


3名以上世帯で、基準総所得が100万円以下の方は
保険料の10%が減免されるようになります。

制度実現にむけ署名などに取り組んでこられた
市民運動の成果だと思います。

同時に、職員の方のご努力に心から感謝したいと思います。


私自身も、
昨年6月議会の一般質問で、保険料の低所得者減免を
求めました
し、公約の一つでもあったので、大変うれしく思います。

今回の低所得者減免は、まだまだ部分的ですが、
こうした減免制度が、一人世帯、二人世帯のかたも
利用できるよう、今後も充実を求めていきます。


一般質問~ぜひ傍聴にお越しください

2008年09月07日 | 熊本市政のおはなし

明日は、日本共産党熊本市議団を代表して
ますだ牧子議員が一般質問を行います。

 

午前10時から行われます。
傍聴をご希望の方は、市役所議会棟5階にお越しください。

質問項目は…
●赤ちゃんに優しい病院―熊本産院の存続を!
●合併・政令市の問題点―市民生活に与える影響は?
●家庭ごみ有料化問題―水俣市に学び分別・資源化を!
●その他
となっています。

熊本産院の果たすかけがえのない役割、
市政だよりでは知らされない政令市の実態などなど
ぜひ多くの方に傍聴していただきたいと思います。

ちなみに、市議会ホームページより生中継も
みることができますよ。


福祉現場のワーキングプア

2008年09月06日 | 青年の雇用・就職問題

介護現場で働く友人から、「仕事をやめようか
悩んでいる」との相談を受けました。

福祉の仕事にやりがいを見出した友人…この仕事
に就けたことを喜びいっぱいに報告してきた数年
前が思い出されます。

毎日夜遅くまで働いても手取りが15万円程度。
将来への不安が重く胸にのしかかっているようでした。
また、何よりもつらいことは、こなしえない仕事量を
かかえ、介護そのものへのやりがいや喜びを感じられ
ない自分になっていくことだとも…。

食事の介助も、ただ口に物質を運ぶ作業のようにこな
す日々、会話をしても次の仕事に気を取られながら心
からの対話ができない環境ということでした。

「あなたが悪いわけじゃないんだよ」友人に伝えました。

ワーキングプワという言葉がありますが、苛酷な労働
環境は、生活の豊かさを奪うばかりではなく、心の豊
かさも奪う事態にきているのだと感じます。

↓は、日本医労連が、介護・福祉労働者6800人に
対して行ったアンケート結果の一部です。

 グラフ

やはり、低い賃金や過密な労働環境が主な原因となっています。
根本的な解決のためにも、国は介護報酬を大幅に引き上げ、
人員の確保と安定的な賃金を保障する必要があります。

福田首相の辞任を受け、首相の顔はかわりますが、
大切なことは福祉予算を毎年2200億円も削るその冷たい
政治の中身を変えることです。

働く人や利用する人にとって、安心と希望のある介護
・福祉現場を実現するために力を尽くします。