安保法制の審議が国会で始まっています。
5月27日、28日に行われた日本共産党の志位委員長の質問は、この法律が日本をどのような国に変質させていくのか、浮き彫りにするものでした。
この法律の危険性を憂う方はもちろんですが、この法案を「抑止力のために必要だ」と思われている方にもぜひご覧いただきたいと思っています。
戦争法案 志位委員長の質問(5/27)
戦争法案 志位委員長の質問(5/28)
この法案を必要と思われている方の理由は様々だと思いますが、政府の言い分は「日米同盟を強固にし抑止力を高め、日本の平和と安全を守る」というものです。
つまりは、
自衛隊の活動範囲や活動内容を拡大し、かつ集団的自衛権の行使を可能にする
↓ ↓
アメリカとの日米同盟をより強固にできるので抑止力が高まる
↓ ↓
日本の安全や平和を守ることができる
ということだと思います。
では、日本が集団的に自衛をすることになるアメリカは、これまで一体どのような武力行使をし、武力攻撃を受けてきたのか?
志位委員長の質問は、戦後、アメリカの起こしてきた戦争の本質を暴き、それに追随してきた、または現在も追随している日本政府の姿勢を明らかにしました。
無法な先制攻撃、罪のない国民の命を奪ってきたアメリカの戦争について、認識を示すことができない安倍首相。
もし、ベトナム戦争やイラク戦争のような無法な戦争に集団的自衛権の名のもとで、日本が協力をするとしたら、抑止力を高めるどころか、国際的な信頼を失い、日本を攻撃する口実を相手国に与えるものとなるのは明瞭です。
法案の危険性を浮き彫りにした国会質問。ボリュームはありますが、ぜひご覧ください。