元アメリカ海兵隊員であり平和運動家のアレン・ネルソン
さんが亡くなったとのニュースを聞きました。
アレンさんは、ベトナム戦争の帰還兵。
戦争後遺症に悩んだ末、自ら犯した殺人の罪を受け
入れ、自己の体験を語ることで、戦争の愚かさを世界
中に訴える活動を続てこられた方です。
彼の著書である「そのとき赤ん坊が私の手の中に」を
読み終えた時だっただけに、私自身大きなショックを
受けました。
貧しさから高校を中退し、海兵隊に志願したアレンさん。
―「戦場の臭いは死体の腐る臭い、肉体のこげる臭い、
そして火薬の臭い。この臭いだけは今でも忘れられません。」
「憲法9条はすべての国が持つべきものであり、核兵器より
力強いものです。」
自らの過ちに向き合いながら語るアレンさんの一言一言が心に響きます。
今回の病はベトナム戦争で使用された枯葉剤に
よる可能性もあるとのことです。
人生をかけて平和を訴えてこられたアレンさんのご冥福をお祈りします。
3月24日、熊本市において「預け」や「書き換え」など
不適切経理が行われ、その総額が56部署、9729万円
にのぼることが明らかになりました。
1億円弱の不適切経理が行われていたことは、
多くの市民の信頼を裏切るもので、残念でなりません。
全容解明と早急な再発防止策の策定が求められます。
私は、この不適切経理問題について議会最終日に質疑を行いました。
質疑では
①調査対象を可能な範囲で拡大し、外郭団体の実態調査
・OB職員への聞き取り調査も含め徹底した調査・全容解明
が必要ではないか
②調査で明らかになった情報は徹底して明らかにすること
③市民への説明責任を果たし、市民参加による再発防止策
の策定を進めるべきではないか
④市長自身の責任をどのように果たすつもりであるのか
について質しました。
本来ならば、当初予算を審議する今議会中に報告し、
再発防止策を確立し、新年度を迎えるべきであったと思います。
4月21日にはこの問題に絞って委員会が開かれますので、
論議を尽くし、再発防止に向けがんばりたいと思います。