熊本市議会議員なすまどか~まどかレポート

熊本市政、国政(平和、雇用など)、趣味のスポーツ、料理などなど・・・
熊本市議会議員 那須円(なす まどか)の活動日記

高校野球と私

2010年07月28日 | 僕の大好きなこと
私は毎年、高校野球の試合を見に、藤崎台球場に足を運びます。

今年も、一試合だけですが時間を見つけ、試合を観戦しました。

高校野球をみること自体が好きなのですが、それ以外にも、
自分が高校3年間を野球に打ち込み、そこで学んだことを忘れていないか、
自らを振り返りたいという思いがあるからです。

 
 年齢が今の約半分、体重が約2/3の頃の私…。


一人ひとりの球児の3年間が、小さな白球をめぐるプレーに集中します。
2時間足らずの試合のなかで、私の高校時代の思い出が次々にあらわれ、
懐かしい思いとあわせ当時の仲間たちの顔が浮かんできました。

一試合でも長く仲間と野球をしたいとの思いは全ての球児の願いです。

試合が終わる最後のプレーの時も、肩を落とし泣き崩れる選手に
駆け寄る仲間の姿や試合後に相手をたたえあう姿などに胸を熱くしました。

仲間のことや困難に立ち向かう姿勢など改めて教えてくれ、
明日への元気をくれた球児に感謝をしています。

参院選おわる

2010年07月20日 | つれづれ日記

降りしきる雨と時折の突き刺すような日差しのなかで
参議院選挙がたたかわれました。

多くの方にご支援いただき感謝の気持ちでいっぱいです。
(ブログでお礼を述べることは公職選挙法で禁止をされていますので
お礼を言えず申し訳ありません。



同時に、期待にそう結果を勝ち取れず、申し訳なく思っています。

今一度、多くの方のご意見もききながら
消費税や福祉・雇用などの住民の願いが政治に反映されるよう
私自身も力いっぱい頑張る決意です。


5月に生まれた長女の表情もだんだんと豊かになっています。
手を握り、向き合うたびに「あば~」と言いながら、
にっこりと笑顔を見せてくれます。

 

痛くないようにぎゅっと抱きしめる瞬間が私の一番幸せな時です。

長い梅雨も終り、本格的な夏が今年もやってきました。

8月の6日、9日、そして終戦記念日…。
子どもたちが将来にわたって笑顔でいられるよう
平和と核廃絶への思いを再認識し、元気いっぱい暑い夏を走りぬきたいと思います。


「消費税」について

2010年07月05日 | 県の政治や国の政治

「消費税」を増税することについて皆さんはどのように思われますか?

「これ以上あげられれば生活ができない」との声や

価格に転嫁できない中小商店の方からは
「商売が成りたたない」

との切実な声が寄せられています。


一方で、
「財政のことを思えばしょうがないのでは…」
 
「年金や介護保険など福祉のためならしょうがないね」

といった消費税増税いたしかたなし論の方も少なくありません。


消費税についてはテレビなどでも様々な角度から取り上げられていますが

どうも大事な真実が伝えられていないように思います。



福祉のためにと22年前に導入され、税率もあげられてきた消費税…。

しかし、医療・年金・介護・障害者福祉など福祉はこの22年間で
よくなるどころか、改悪の一途をたどってきたのが現実です。


「はて?!私たちの納めた消費税はどこに行ったのか?」


下表は、この22年間に私たちが納めた消費税
大企業などに実施された法人税減税の推移です。

 

消費税増税と法人税(大企業)減税がセットで進められてきたことが一目瞭然です。

これでは、財政のため、福祉のためと身を切る思いで
消費税増税をいたしかたなしとおもっている方の善意も
裏切ることになってしまいます。



福祉のために・財政のために「消費税増税」が必要といっている政党の
政策をみてみると「法人税の減税」という言葉がセットで入っていることも
あまり知らされていないことだと思います。


「とはいっても、日本の法人税は他国と比べて
高いので、法人税も引き下げる必要があるのでは?」


とのご意見も寄せられます。

テレビでも、これ以上大企業の負担が増えれば国外へいってしまうとか、
雇用に悪影響が及ぼされるといったコメントもだされていました。


そこで、はっきりさせておかなければならないことは…

本当に日本の企業の払う法人税は高いのか?

ということです。下の表は、実際に大企業が支払っている法人税です。

 

世界に名だたる大企業が、様々な減税政策の恩恵を受けて40%払っていないどころか10%台の負担…。
3大銀行などは10年以上法人税の負担はゼロです。

税金ばかりではなく社会保険料の負担も低く、
日本の大企業の税金と社会保険料を合わせた負担は、
フランスの7割程度しかありません

今でさえ負担の低い大企業の負担をさらに軽くし、
そのために空いた税収の穴を消費税増税でまかなう
なんて、
どう考えてもおかしいのではないでしょうか?


「日本がギリシャのようにならないためにも消費税増税が必要」
とのご意見もよく寄せられます。

確かに、子どもたちの将来に多額の借金を残すことはさけるべきです。

ではギリシャではこの間どのような税制改革が行われてきたか?

下の表をご覧ください。

 

まさに、日本の主要な政党が主張している「消費税増税」「法人税減税」が
ものの見事に実施されてきたのがギリシャ
だということが一目瞭然だと思います。


消費税の増税は一時的には財源対策として歳入が増えるかもしれません。
しかし、国民は物を買うための体力を奪われ、その結果消費が低迷し、
内需が伸びずに結果的には経済の健全な発展ができなかったということが
ギリシャの実態です。


今、必要なことは、厳しい暮らしの側に消費税を強いることではありません。

不況にもかかわらず内部留保(ため込み金)を増やしている大企業側にこそ、
儲けにふさわしい税金の負担をしてもらいたいものだと私は思うのです。