熊本市議会議員なすまどか~まどかレポート

熊本市政、国政(平和、雇用など)、趣味のスポーツ、料理などなど・・・
熊本市議会議員 那須円(なす まどか)の活動日記

なすまどか生活相談所~新春の集い

2012年01月20日 | つれづれ日記

先日、私の生活相談所の総会と新春の集いを行い、100名以上の方が参加してくれました。


相談所を開設して7ヶ月。多くの
相談が寄せられました。

生活相談をはじめ、弁護士による無料法律相談会も毎月開いてきましたし、お医者さんに協力してもらい健康相談なども行いました。

事務所もボランティアで当番をしていただき、飛び込みの相談などに対応することも
できました。
毎日、相談所を開けることができたのもこうした協力があってのことです。

改めて多くの方に支えがあって、活動できているんだなぁと感じたところです。

参加していただいた方は、相談所を運営する側の人、相談に来られた人など
様々な立場の方々です。
しかし、こうした方々が、個々の問題が解決したらそこで「終わり」とせず、苦難の根源となっているところに目を向け、今度は助ける側として力を尽くす。
このようなつながりの場所として生活相談所が発展することを願っています。

総会の
あとは、楽しい催し物

踊り、ハーモニカ、歌など、出し物が続きます。

私も、歌いました。あだち安人さんのブログにて動画があります。


地元のひょっとこ踊りの方々も登場。

お面によって踊りの表情も動きも様々で、会場は笑いの渦に。

新年の初めを多くの方と祝う
ことができたことと同時に、
苦難の解決と市民の連帯の場所として
生活相談所を発展させていこう!!
こうした思いを共有できたことが何より嬉しい。

参加していただいたみなさん、準備や運営など力を尽くしていただいたみなさん。ありがとうございました。


介護保険と入居待機者

2012年01月19日 | 県の政治や国の政治

「介護保険料の負担が大変」「いざサービスを利用
しようとしても利用料が高く、受けることができない」
「施設への入所を申し込んでいるが、数百人待ちで
何年先になるのかわからない」

こうした相談が多く寄せられています。

しかし、野田内閣のもとで進められている「税と社会保障の一体改革」では、
年金が引き下げられるとともに、下表のように、介護保険の改悪が目白押しです。

現在、熊本市は「第5期はつらつプラン」を策定しています。
そのプランによれば、今年4月からの介護保険料は、現行4200円から
5250円~5300円(1050円~1100円増)となる
ことが試算されており、3月議会に提案される予定です。

安心して介護サービスが受けられるよう、国庫負担を増やし、
保険料の軽減を図るべきです。

また、熊本市としても保険料・利用料の減免制度を拡充し、
負担軽減を図ることが求められます。


高齢者施設への入居待機者の解消も待ったなしの課題です。
下表は、熊本市における今後3年間での各種施設の整備計画です。


特老ホームについては、市内に約3000人の入居待機者がいるとの試算もあります。



全国的に見ても、待機者はこの10年間で4倍に増加しており、
入居待ちは一向に解消されていません。
また、家族の介護・看護のために離職する人は年10数万人に上ります。

熊本市では今後、特養ホーム322床が整備されますが、
入居待機者の解消を図るには、まだまだ足りないのではないかと感じます。
抜本的な施設の増設を求めていきたいと思います。


全国的には特別養護老人ホームの待機者は約42万人
待機者解消のために必要な予算は約4000億円です。

「大企業減税」や「株で得た利益に対する減税」が
年間約1兆7000億円
ですので、
減税分の4分の1を介護施設の増設に充てれば、待機者の解消を図ることができます。

また条約上支払う義務のない在日米軍への
「思いやり予算」
1867億円
(来年度)


2年間で、特老ホームの整備予算が確保できます。

思いやりというのならば「米兵」よりも
「日本を支えてきた高齢者」を
思いやるべきではないでしょうか。


井上栄次さん100歳の誕生日

2012年01月12日 | つれづれ日記

先日、私の大先輩である井上栄次さんの
100歳を祝う会」に参加しました。

井上さんは、熊本市議を3期務めたのち、共産党にとって
熊本県政史上初の県議選トップ当選を果たした人です。


100歳を迎えインタビューに答える井上栄次さん

当時、「県政のタブー」とされた水俣病問題に鋭く迫る質問は
地元紙でも大きく取り上げられ、現在のたたかいへとつながっています。

また、川辺川ダム建設も、ダム水没予定地の被害をつぶさに調査し、
県議会でただ一人反対討論ののろしを上げ、今の建設中止の源泉となりました。

私が市議となり、初めての一般質問の際も、傍聴にきてくれ、
「いい質問だった」と励ましてくれた井上さん。

100歳を間近に控えた時期も、デモや署名などの先頭に立ち、
温かい心づかいと行動を持って私たちを勇気づけてくれました。

そんな井上さんが、100歳を迎えた祝う会で、
私たちに大事にしてほしいと一つの文字を紹介されました。


その字が「恕」(じょ・ゆるす・おもいやる)です。

「己の欲せざる所は、人に施す勿れ」~孔子のエピソードも
交えながら示してくれたこの一文字は、
殺伐とした社会と政治のなかに生きる私たちへの激励だと感じました。

主張を貫く不屈性と同時に、相手を受け入れ思いやる姿勢。
この姿勢を大切にしながら、生きていきたい。

たくさんの優しさと励ましをくれた井上さん。
いつまでも元気で長生きをしてください。


熊本市職員のパワハラ問題について申し入れ

2012年01月11日 | 熊本市政のおはなし

昨年末、2年半にわたり新入職員に対して100万円以上の
食事をおごらせる、職場の喫煙室に1時間にわたり
正座をさせるなど、熊本市職員のパワハラによる人権侵害が、
全国ニュースともなり、大きな衝撃を与えています。

市民の方からも、「これで政令市は大丈夫ですか」
「徹底的な調査・解明をしてください」「処分が甘い」
「氷山の一角ではないでしょうか」などの声が寄せられています。

今回の事件は、長期にわたり、飲食代をたかる行為であり、
「恐喝行為」として刑事事件にも匹敵する極めて悪質な行為です。

パワハラを受けた職員が、心身に障害を受け、休職をする事態を
招いており、管理者である市の責任は極めて重大です。

また、パワハラは、学校現場での「いじめ」とも同じ構造で、
この問題を温存する、見てみぬふりをする、ものが言えない環境も問題です。

不祥事を起すたびに、職場の綱紀粛正が問題とされ、
市長の訓示、罰則の強化が行われてきました。

しかし、不祥事は減らず、今回のパワハラなど、更に悪質になっています。

共産党市議団としても職場の民主主義の問題として重視し、
昨年12月28日緊急の申し入れを行いました。


対応は総務局長

申し入れ項目のポイントは、
1.背景も含め、専門家の意見も聴くなど、
 再発防止に向けた徹底した原因究明をおこなうこと

2.真相究明のうえ厳格・厳重な処分とすること

3.パワハラが他の部署でも行われていないか
 全庁的に調査を行うこと

4.パワハラについて専門的な理解を深め、
 再発防止のために職場での研修の機会をつくること

5.何でも物が言えるような風通しのいい職場へ
 の努力を強めるとともに、安心して相談できる
 相談窓口を設置すること

6.不祥事の原因の一つとなっている人事の
 あり方についても改善を図ること

7.全体の奉仕者としての「公務員倫理」を、
幹部職員を先頭に徹底すること
などです。申し入れ全文は下の画像をクリックください。


なすまどか生活相談所の「総会」と「新春のつどい」のお知らせ

2012年01月06日 | 知ってほしい共産党

なすまどか生活相談所が開設して7ヶ月。
多くの方のご支援で、相談活動をはじめ様々な活動に取り組んできました。

今回、下記の日程で、「相談所の総会」と「新春のつどい」を行います。
相談所の活動などわかりやすく伝えたいと思い、スライドなどの準備を進めています。



どなたでも参加できますので、ぜひお越しください。
参加できる方は、私の自宅 368-0573 か、
ブログの左側にあるブックマーク内のメールからご連絡ください。


新年にあたって

2012年01月03日 | つれづれ日記

新たな1年が始まりました。

尊い命が奪われた昨年の東日本大震災。
「自分にできることは何だろうか?」
こうした思いが全国から寄せられるなか、
復興への一歩一歩に「人と人とのつながりの尊さ」を感じました。

長引く不景気のもとで雇用や暮らしはますます大変です。
消費税の増税、年金削減などの話題がテレビから流れるたびに、
「負担増か福祉の削減か」の選択を迫る政治のあり方に怒りを覚えます。

国民に増税を迫る一方で、大企業や資産家に対しては
減税を続ける民主党・野田政権。

「絆」
今こそ連帯し、大企業の利潤優先の政治から、
雇用・暮らしを応援する政治への転換を、
私たちの「絆」「連帯」により勝ち取る必要があります。

こうした思いを大切にしながら、様々な方と連帯を築く一年にしたい。
新年を迎え、決意を新たにしているところです。


正月の江津湖。凧あげを楽しむ子どもたち。