熊本市議会議員なすまどか~まどかレポート

熊本市政、国政(平和、雇用など)、趣味のスポーツ、料理などなど・・・
熊本市議会議員 那須円(なす まどか)の活動日記

熊本産院廃止決定…残念でなりません

2008年09月21日 | 熊本市政のおはなし

9月18日市議会最終日。
「熊本産院」の存廃についての結論がくだされました。

結論は、産院廃止…残念で、無念で、言葉が出ません。


直前になって、廃止の期日を「9ヶ月先に延ばす」との
修正動議が自民党16名、くまもと未来10名の連名で
出されました。

つぶすことを前提に、廃院の日を9ヶ月先延ばしにして
なにになるのか…。
現場の意見も聞かない意味不明な修正動議でした。


私自身は、存続の立場で反対討論を行いました。
①熊本産院は残すべき価値のある役割を担っていること
 ・母乳育児を通じて赤ちゃんのやさしい心を育んでいる
 ・地域の産科医の育成にかけがえの無い役割をはたしているなど
②産院廃止・市民病院と一体化で機能強化につながらないこと
③12万筆の存続署名こそが市民の声であり、民意に従うべきであること
などを述べました。

結果は産院廃止条例に、
賛成…自民党(16名)、くまもと未来(10名)、市民連合(7名)
反対…共産党(3名)、自由クラブ(1名)、公明党(7名)、市民連合(3名)
という結果で、廃止…。


不安定な経営、施設の老朽化、年間2600万円の赤字…
廃止の理由をいろいろ並べた幸山市長。

本当にカネがないのでしょうか?

駅前の再開発事業費は、128億円→180億円→205億円
といつのまにか大膨張。

再開発には億単位カネがつぎ込まれる一方で、
数千万の赤字に目くじらを立てる理由がわかりません。


産院問題は「心をとるのか」「カネをとるのか」の選択。
保健福祉委員会で参考人が投げかけた言葉です。

「カネをとる」を選択をしてしまった市議会の決断が、
愚決であったことが今後の歴史の中で明らかになるかと思います。


まだまだあきらめず、できることに取り組んでいきたいと思います。