熊本市議会議員なすまどか~まどかレポート

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熊本市議会議員 那須円(なす まどか)の活動日記

熊本市 子ども医療費助成の年齢拡充の財源は親の負担増で

2016年02月23日 | 熊本市政のおはなし

大西市長が掲げていた「子ども医療費助成制度を中学3年までに拡充する」との公約のもと、2017年1月より子ども医療費助成の年齢が中学3年まで引き上げられることが示されました。

入院については、中学3年まで無料となるなど改善の方向が示されましたが、通院については、これまで500円だった自己負担を1000円に引き上げるほか、調剤(薬代)については院外の処方で1000円の新たな負担が課せられるなど、歳~小学3年の子どもを持つ親にとっては、総額で年間4億3000万円の負担増となることも明らかになりました。

そのからくりは、以下の通り。



年齢を中学3年まで引き上げるために必要な経費の大部分を、3歳~小学3年の親の負担を増やすことで賄うというもの

今回の改定は、
親への負担をやりくりしただけの話であって、真の子育て支援とは言えません

私も2児の父親ですが、この時期、熱が出て小児科に行き、中耳炎になっていることがわかり耳鼻科に行くなど、病院をはしごすることもよくあります。

病院での窓口負担が2倍となること、さらに院外処方の薬代も1000円の負担となるなど、3歳から小学3年の親には重い負担がかかることになります。


今議会には、MICE施設整備に103億円、桜町再開発への補助金34億円、再開発を手がける民間会社へは30億円の無利子の貸付予算なども提案されています。

こうした税金の使い方を改めれば、子育て世代に新たな自己負担を強いることなく、子ども医療費助成を拡充する財源を生み出すことは可能です。

昨日から始まった議会でも、会派として追及していく予定です。