みなさん、ご存じでしょうか?
今年6月から、熊本市中心部の駐輪場が「有料」になります。
市役所駐輪場前にはこんな看板が…。
この問題は、私も議会で取り上げ、駐輪場有料化は自転車利用者のためにも、中心商店街のためにも、環境のためにもならないとして、有料化中止を求めてきたのですが、残念ながら条例が可決され、有料化に向けた準備が進められています。
また、市営の駐輪場は5つを残し、廃止となります。
新たに設置される駐輪場は、駐車場経営などおこなっている民間業者の「パスート」によって設置されるとのこと。
廃止される駐輪場、新たにつくられる民間駐輪場は↓↓のとおり。
(クリックで拡大できます)
こうしたなか「くまもと自転車利用をすすめる会」の定例企画であるサイクリング体験ツアーが先日行われました。
今回の企画の趣旨は、実際に中心市街地の駐輪場を見て回るというもので、自転車利用者の目線で熊本市の駐輪政策を検証しようと私も参加。
今回もママチャリ!!
集合場所の白川公園に向かいました。
ロードバイクの中に登場する私のママチャリ。いささか緊張しました。
ちなみに、上の写真の市営・白川公園駐輪場も廃止となり、6月からは駐輪することができなくなります。
市営の上通り駐輪場。ここも廃止。
塾に通う中学生が目立ちました。有料化によってこうした塾にかよう中学生も負担が発生します。
電車通り花畑地区の駐輪場です。ラックが設置され、きれいに駐輪されています。
歩行スペースも十分あるし、視覚障がい者用の誘導ブロックまでも距離があり、安全性は確保されています。
しかし、ここも廃止。
「なぜ、こんな場所まで廃止する必要があるのか!」と参加者から怒りの声もだされました。
熊本市は路上から徹底して自転車を締め出す方針です。
市営・蓮政寺公園駐輪場。
満車の札が物語っているように、非常に利便性の高い駐輪場です。
でも、廃止。
一方、新たに設置される民間の駐輪場は、駐車場の転用がほとんどで、日曜日の昼過ぎでも利用がまばらな場所もありました。
車でさえ使わない場所を、自転車利用者がお金を払ってまでほんとうに利用するのだろうか?
自転車利用者の視点が欠けていると率直に思いました。
今回の議会で、こうした問題を取り上げたいと思います。
今回のサイクリングツアーの様子は写真付きで「自転車利用をすすめる会ホームページ」に掲載されていますので、こちらもご覧ください。