Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

天才見てると気持ちがよい^^

2023-06-15 00:10:00 | コラム
藤井聡太くん、、、いやいや藤井聡太「名人」の快進撃が止まらない。

まだ20歳ですぜ!
自分が20歳だったころは―専門学校を卒業し、映画館のチケットもぎりバイトをしながら、しこしこと(コンクール用の)シナリオを書いていたっけ。

バイトは時給(たぶん)950円くらい、
フル出勤しても手取り170,000円で、家賃は48,000円。
その程度なのに家賃を滞納していたっていう(^^;)

藤井くん、、、いやいや藤井名人にこんな昔話をしても「???」だろう。
滞納ってなに?みたいな。

彼みたいなひと、ほかに大谷くんとか。


を、天才というのにちがいない。

嫉妬?
憎悪?
モーツァルトに対するサリエリのように?

まさか!!
そんな感情、抱きようがない。

異次元過ぎて驚いてばかり。
そうして段々と、気持ちよくなっていく。


落合信彦は『アマデウス』(84)についてこう書いている、

「天才VS凡人、生き残るのはいつも後者。世の凡人にとってはやりきれない映画」

深過ぎて、分かったようでいて、分からない。
ただいつだって凡人は、天才に畏怖の念を抱き残酷に接していくであろうことは想像出来る。

過剰な思い入れと、期待と。
そうはならないよう、気持ちよくありつづけたいと思うようにはしています。


※ここにも、天才がひとり。
来月、新階級でタイトルマッチ!!


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明日のコラムは・・・

『日本女優別10傑(60)筒井真理子』
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シネマしりとり「薀蓄篇」(462)

2023-06-14 00:10:00 | コラム
ぷれぜん「と」→とにーもんたな

ひとは、、、訂正。
男はというべきかな、男は「ときに」破滅型の主人公に憧れる。

もちろん、自分には関わりのない「物語」という「安全圏」から触れることが大前提ではあるが。

とはいえ、自分とも無関係とはいえず。
もし、主人公と同じ立場にあったとしたら・・・?と考える。

もっと利口に振る舞う?
それが理想ではあるけれど、自分もバカだからきっと、主人公と同じ最期を辿るにちがいない、、、。

たぶんそんな思いが「少なからず」あって、だから共鳴するんじゃないのかな。
少なくとも、自分はそう。

トニー・モンタナは成り上がり、そうして、(あっという間に)激しく散っていった。
少し利口になったカリート・ブリガンテは、それでもやっぱり(最後の最後で)失脚する。

ブライアン・デ・パルマ×アル・パチーノによる『スカーフェイス』(83)、


その姉妹編『カリートの道』(93)が好きな映画ファンの男子は多く、

とくに前者の支持が高いのは、たぶん「その熱さ」ゆえでしょう。


『暗黒街の顔役』(32)のリメイクではあるし物語も同じだが、受ける印象はまったくちがう。

過剰に過ぎるエネルギーを溜め込んだオリバー・ストーンの脚本を、当時ドラッグをキメていたにちがいない(^^;)デ・パルマが調理、それに乗せられたパチーノの演技は眼光が殺人者のソレであるし、
恋人を演じたミシェル・ファイファーはまだ洗練されておらず野暮ったさが残るものの、それがかえって作品の泥臭さ?に貢献。


すべての要素がプラスへと働き、鑑賞中は体温が2~3度上昇することまちがいなし。


キューバからは反カストロ主義者として追放され、
その荒っぽさゆえ米国からは永住権を認められなかった男トニーが、
野心と度胸を用い、コカイン密売で頭角を現し、世界を掴み(=The World is Yours…世界はあなたのもの)、


しかし一瞬にして散っていくさまを描く。


当然といえば当然の結末、しかし、ちょっとした清々しさもあったりして、フィクションではあるものの、そこにヒトのおかしみを見て取る。だから魅かれてしまうのでしょうね。


ちなみにこの映画は、「台詞にfuckが多く含まれる映画」の多さでトップ20入りを果たしていて、
その数207、
同じ世界を描いたスコセッシの『グッドフェローズ』(90)は300、
さらにいえばベストワンは「やはり」スコセッシによる『ウルフ・オブ・ウォールストリート』(2013)で、なんと569なんだそうです(^^;)





次回のしりとりは・・・
とにーもんた「な」→「な」つめそうせき。

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シネマしりとり「薀蓄篇」(461)

2023-06-13 00:10:00 | コラム
くりー「ぷ」→「ぷ」れぜんと

プレゼントは、まあまあ贈るほうだと思う。

訂正、「かなり」贈るほうかと。
「マメだ」と評されることが多いしね。

とくに女性には^^

※名曲よね



花は「あんまり…」かな。
妥当に過ぎるし、相手によってはそれほど喜ばないこともあるし。

そもそも花に詳しくないので、花屋に行っても「これくらいの予算で、とにかくデカい花束を」という注文の仕方になってしまうし(^^;)

これじゃあ「ひとまかせ」感が強い、もっとオリジナリティを出さないとね~。


以下、好評だった(=その後の関係性に威力を発揮した)女性へのプレゼント。

①下手なりに頑張った手作りケーキ

友人の女子に教えてもらったガトーショコラは、ホットケーキミックスで作れるので初心者向き!

②メッセージ入りのバングル

③なかなか手に入らないデザインのTシャツ

あたりかなぁ。。。


基本は、映画のソフトが多い。

とくにこの3本は「大きく出れば」ハズレ知らず、
また、自分が好いているひとには、この映画のよさを分かってほしい、
分かってくれないのであれば、たとえ付き合ったとしてもうまくいかないだろう、、、みたいな「想い強め」の思いがこめられたりしていて。


『フライド・グリーン・トマト』(91)

語り手から影響を受けていく聞き手―これ、物語としての基本よね。
監督ジョン・アヴネットは、もっと評価されるべきひとです。


『エターナル・サンシャイン』(2004)

恋愛の素晴らしさと切なさを、これほど美しく捉えた物語はないのではないでしょうか。
訂正、『ひまわり』(70)と双璧の映画、、、といっておきましょう。


『テルマ&ルイーズ』(91)

遅れてやってきた、おんなたちのアメリカン・ニューシネマ。
映画的高揚、これに尽きる。



あすのしりとりは・・・
ぷれぜん「と」→「と」にーもんたな。

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過剰でいこう、そうしよう^^

2023-06-12 00:10:00 | コラム
※きょうは、いわゆるサボりコラムです^^


冷やし中華が大好きで。

たぶんラーメンよりも。

<麺類ベスト8>

①焼きそば

②冷やし中華

③焼うどん

④ラーメン(長浜がいちばん!)

⑤パスタ

⑥冷やしそば

⑦カレーうどん

⑧冷麺

・・・かなぁ。。。


で、これが自分が作る阿呆みたいな冷やし中華。
食材で遊んでいるわけではありません、ふざけてもいません(^^;)(^^;)(^^;)

こってり系…スープはごまだれ。錦糸卵はハナからあきらめふつうの卵焼きを。


あっさり系



どちらにしても、すべてが過剰なのでした!

今度は、きくらげスペシャルに挑戦の予定です^^


※こういう映画が、もっと沢山創られていいのにな!!


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日本女優別10傑(59)田畑智子

2023-06-11 02:42:55 | コラム
~田畑智子のキャリア10傑~

智子さん42歳、
子役としてスタート、、、しかし表現はアレですが人気者だったというわけではなく、少女時代からバイプレーヤー的な存在で異彩を放っていて、ゆえに子役上がりにありがちな「寄り道に逸れる」こともなく、順調にキャリアを築き上げる。


旦那の岡田義徳ともども、出ているとうれしくなる俳優さんですね^^


(1)『さんかく』(2010)

彼女の妹があまりにも無防備かつ殺人級に魅力的だったら? というコメディだが、後半の緊張感はさすが吉田恵輔監督!



(2)『ふがいない僕は空を見た』(2012)

俳優としての評価なら、ほんとうはこれがいちばんかと。



(3)『空白』(2021)

死んでしまった娘の母親を力演。



(4)『お引越し』(93)

デビュー作。
目がいいんだな、それは彼女を選んだ相米慎二監督の目もよかった、、、ということ。



(5)『花よりもなほ』(2006)

元禄時代を背景とする是枝裕和監督作。

ソツなくまとめるが、是枝さんはやはり現代劇のひとかなぁ。。。


(6)『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』(2015)

宮部みゆきの長編小説を二部作で映画化、智子さんは目立ったキャラクターではないものの、きっちり仕事をこなしている当然ね。

ただ、U2のあの曲を主題歌にしたのはなぁ。。。


(7)『極道めし』(2011)

人気コミックを映画化、
囚人たちが「いままででいちばん美味かったもの」についてトークするコメディ。

智子さんは、主人公の母親役。


(8)『隠し剣 鬼の爪』(2004)

山田洋次による時代劇、主演は永瀬正敏と松たか子。

このあたりから、自分のなかでの山田洋次「評価」(っていうと、なんかエラソー(^^;))がぐんぐん高くなっていくのだった・・・。


(9)『血と骨』(2004)

娘役。
このメンツでは埋もれそうなのに、そうなっていないのはすごいよね。



(10)『映画 鈴木先生』(2013)

テレビドラマの映画版。
主演は長谷川博己、智子さんは隣りのクラスの副担任・数学専門の桃井先生役。

似合っているんだな、これがまた。


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明日のコラムは・・・

『過剰でいこう、そうしよう^^』
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