Cape Fear、in JAPAN

ひとの襟首つかんで「読め!」という、映画偏愛家のサイト。

『Cape Fear』…恐怖の岬、の意。

キミもジョーカーになれる?

2021-09-04 00:42:53 | コラム
アシッドアタック―いわゆる劇薬による襲撃というと、すぐに美空ひばり事件を想起する。

あれは塩酸だったね。

それと、もちろんオウム事件。
漫画家・小林よしのりも危うくアタックされかけた。


電車内で硫酸ぶっかけた事件、センセーションだよなぁ。
被害男性は一命を取りとめたけれど、その状態は明かされておらず、どうしたって「失明か」「顔中がただれたのか」と恐ろしい想像をしてしまう。

医療技術は驚異的に発展しているとはいうものの、完全に元の状態に戻ることはないでしょうし。


自分は仕事のひとつとして、じつはイヤなんだけどYahoo!記事につくコメントなどを読み込み、その傾向を分析している。
(イヤなのはもちろん、この世の終わりみたいな内容のコメントが多いから!)

事件発生を伝える初出から数時間は「無差別」と解釈され「狂ったヤツが増えて怖い」「電車にも安心して乗れないのか」といったコメントが続出、
しかしこれが怨恨関係によるものだと分かると、途端にコメントが変容し始める。

その理由―大学時代にバカにされた―には「その程度のことで?」みたいなコメントもあったが、
それ以上に「やられたほうは一生忘れない」「その気持ちが分かる」的コメントがひじょうに多くなった。

なんか、『ジョーカー』(2019)の後半を想起してしまうね。


※それにしても『ガキの使い』におけるパロディ『TANAKER』は神回だった!!



古くはフリッツ・ラングの『M』(31)、最近ではテレビドラマの『3年A組 ―今から皆さんは、人質です』(2019、日本テレビ)が証明している、受け手というのは無責任で残酷で移り気であると。

にしても、変わり身が早過ぎるような気もしないでもないが。。。




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明日のコラムは・・・

『映画スタッフ別10傑(29)栗田豊通』
コメント
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